曠野すぐりBLOG 「小説旅日記」

「途中から読んでも内容の分かる連載小説」をいくつか、あと日記を、のんびりと載せていきます。
 

東松山の駅舎

2012年10月18日 | 電車のお話
本が出来上がるまでに、何度まつやま書房さんに行ったことか。その度に手厚いおもてなしを受けました。
本の打ち合わせが済むと、決まって賑やかな酒宴に。そして駅へと向かうまでに編集のトモさんと一軒。老舗のときもあれば焼き鳥バルのような斬新な店のときも。
なんとなく私にとって、東松山はちょっとした故郷のような街です。
 
以前は駅前に大きな鳥居があった東松山駅も、今では瀟洒な駅舎になっています。
「焼き鳥の街」の玄関としては、なんとなく違和感を持ってしまいます。もうちょっとこう、くたびれた感じの方がいいなぁ、と…。
しかし、夜、一杯呑んだあとに赤レンガの建物を見上げると、それはそれで、けっこう焼き鳥の煙と赤提灯にとけ込んでるんじゃないかと思わせるのです。