路傍のひかりもの

路傍の石でも光ってみせる!気に入ったら拾ってください。

花もおめざめ

2008-03-30 | 写真&イラスト

 

三月もはや三十日。
新聞には満開の桜の下を歩く人たちの写真が載っていましたが、札幌はようやくクロッカスが咲き始めたばかりです。

下の写真は芽を出し始めたスイセンです。

 

豊平川の河川敷もすっかり雪がとけて、散歩がしたい季節の到来です。

昔は春になると雪解け水で増水していましたが、ダムが出来て調節されるようになってからは、ご覧のようにあまり水量も変わらないようになっています。

 

低い山も、田んぼもほとんど雪がとけました。

これからどんどん若葉色に変わっていくのが楽しみです。

 

 


昔なつかし、丸型ポスト

2008-03-29 | 写真&イラスト

 

暖かな日が続いた札幌ですが、今日は一転、雪がちらほら舞う寒い一日になりました。

27日は映画ポストマンのことを載せましたが、今日はポスト本体でどうでしょうか。

このほのぼのとしたアンティーク感漂う丸型ポスト。
郷愁を感じる赤いポスト。
手紙を書いて出したくなりますよね。

このポスト、どこにあるのかというと、何と、とある病院内にあるのです。
病院の外ではありません、中です。

「私設」とあるので、この病院が設置したのですね。
長期入院の患者さんが多いのでしょうね。

この丸型ポストは1970年代まで普通に見られたようですが、現在では事務的な印象の箱型のポストに置き換わってしまいましたね。
個人的にはこの丸型ポストが大好きなんですが、なかなか見られなくなってしまいました。

 

 

 


 


かぐや姫も喜ぶ

2008-03-28 | Weblog

 

昨日、ちょっとうれしくなるニュースを見ました。
ちょうど筍の季節にぴったりの話題でした。

後継者不足、安い中国産の筍に押されて、今、日本の竹林はとても荒れているのだそうです。

そんな中、新しい試みが始まっているそうです。
筍を扱っている食品会社が、竹林の所有者に代って、竹林の手入れをしてあげて、そのかわり筍を採らせて貰うのだそうです。
消費者は多少高くても安心して国内産のものを食べることができます。
また、手入れして伐採した竹は、土壌改良剤にしたり、プラスチックに混ぜることでとても丈夫な素材が出来るそうです。
いいことだらけと言うわけです。

こうやって、また竹林が日本人の生活を豊かにしてくれるのは、本当にうれしいですね。

 


映画 ポストマン

2008-03-27 | 映画

 

映画ポストマン見ました。

長嶋一茂さん主演の映画「ポストマン」
映画のタイトルといい、主演の長嶋一茂さんといい、大体想像がつくと思います。
善良なる人々の善良なる物語という感じです。
文部省推薦になってもいいのでは(笑)
お年寄りや、熟年の方が沢山見にきていました。
かなりの人気なのですね。

千葉県房総町の郵便局員、海江田龍兵(長嶋一茂)は2年前に妻を亡くし、男手ひとつで中3の娘、小3の息子を育てている。
局長からは郵便配達をやめ、管理職になるように勧められている龍兵であるが、彼はとにかく人の心がこもった手紙を自転車で一軒、一軒に配達することに幸せを感じていた。
しかし、そんな彼にも家庭の問題があるのだった。
娘のあゆみは家庭内のことは一切せず、寮のある高校に進学したいという。
家族は一つ屋根の下で一緒に暮らすのが幸せと思っている龍兵には気がかりなことだった。

長嶋一茂さん、ちゃんと俳優してました(笑)
なかなか熱演して、電車を追いかけて自転車で全力疾走するシーンなんかは、さすがスポーツマンという感じでした。
私生活でもお父さんなので、父親役もなかなかはまっていましたね。

映画の出だしで投函された手紙がスタンプを押され、遥か遠くまで運ばれ配達されるのを見て、わずか50円、80円で届けてくれるのには感謝しなくてはいけないと思いました。
今はメールという、一瞬で届く便利な時代になりました。
画面に表示される文章。
でも、下書きをして、清書をして、封筒に入れ、切手を貼り、ポストに投函し、色々な人の手や、乗り物を経て届く手紙にはメールにはない、人の温もりがあると思うのです。
このポストマンはそんな手紙の良さを改めて教えてくれたような気がします。

 

 

 

 


やっぱり美味しいなあ

2008-03-26 | ごちそうさま

 

久しぶりの赤福です。
感激!
消費期限偽装で騒がれましたが、人気は変わらないようですね。


 

ぽってりと甘さ控えめ、上品な味でやっぱり美味しかったです。

 

今日の札幌は、またまた最高気温が10度を越えて、6日間連続10度越えになりました。

 

 


117年ぶり

2008-03-25 | 写真&イラスト

 

今日、札幌は積雪0になりました。
最高気温もなんと15、1度まであがりました。


ぽかぽか陽気のなか福寿草も沢山咲きました。
3月に5日間連続最高気温が10度を越えたのは、なんと117年ぶりのことなのだそうです。
まだ、温暖化していない117年前の5日間連続10度越えは、大変な異変だったでしょう。
その上、3月に15度を越えたのは観測史上初とのこと。
近年は異常気象が当たり前になってしまった感があります。
今年の最高気温はいったい何度になるのでしょうか。

 

 

日本って本当に面白い国だと思う。
長い伝統、文化がありながら、外国のものをどんどん取り入れて、それでいながら紛れもなく、日本なのだから。
日本人は英語が苦手なのに、日本語のなかに英語を横文字として取り入れるのがなぜか大好き。
最近は「ハイエンド」なる言葉が良く聞かれるようになりました。
どうも最高級という意味らしいです。
コンプライアンスなんていう言葉もいつから出てきたんでしょうね。
英語のわからないお年寄りには、ちんぷんかんぷんだと思うのですが、マスコミなどはどういう考えであえて横文字を使うのでしょう。
横文字を使うと、かっこいいとか、いいものという意識が働いているのかもしれないですね。

 

 

 


4月のよう

2008-03-24 | 写真&イラスト

 

ここ数日10度を越える日が続いた札幌。
雪がどんどんとけています。

すでに4月のような陽気です。
さすがにまだツクシは顔を出していませんが、庭の雪が解けたところは花たちが芽を出しています。

 

今、チベット情勢が世界に波紋を広げています。
新聞やテレビの報道に、国民の多くは歯がゆい思いを抱いているのではないでしょうか。
私は政治系のブログが好きで、毎日チェックしているのですが、人気ブログになると皆が自分の集めた情報をコメント欄に貼り付けるので、リアルタイムで情報が蓄積されて実に濃い記事ができあがります。
まさに双方向の凄さです。

このような政治系ブログを見ていると、新聞やテレビが真実を報道できる範囲が本当に狭いということがわかります。
インターネットの出現によって、今まで隠されていたことが徐々に国民に共有されてきているのではないでしょうか。
ウソの報道もネットですぐにばれてしまう時代がやってきたのです。
新聞社やテレビ局の危機感は相当なものがあるでしょう。

5年後10年後どうなっているでしょうか。

 

 

 

 

 


春本番

2008-03-22 | 写真&イラスト

 

このところブログを書くパワーがなくて、ずい分抜けていますね。
頭が回転しないというか、意欲が湧かないというか、でも止める気はないのでご安心下さい。

昨日も今日も4月のような暖かさの札幌です。
幹線道路は歩道もすっかり雪がとけて乾いています。

藻岩山の麓も南側はご覧のように雪が消えましが・・・

 

北斜面の方は太陽の光が少ない分、雪が消えるのももう少しかかりそうです。

こんなにすばらしいお天気の日はドライブ日和のはずですが、4月になるとガソリンが税金分安くなるとの予測から、買い控えが起こっているそうですね。
消費者にとっては、安くなるのはうれしいですが、ことはそんなに単純ではないようですね。

 

 

 


映画 ジャンパー

2008-03-19 | 映画

 

見ましたジャンパー

行きたい所に乗り物を使わずに、一瞬で行くことが出来たらどんなに楽しいでしょう。
テレビや写真でみた場所にテレポートできてしまう、
そんなすごい能力をもつ青年の物語。

15歳のデヴィット・ライスは川に張った氷が割れ、水中に落ちてしまった。
水中でもがくデヴィットは、その時初めて図書館にテレポートして、自分が自由に空間を移動できるジャンパーであることを知る。
父と折り合いの悪かったデヴィットは家を出て、一人ジャンパーとしての生活を享受するのであった。
ある時、お金を得るため銀行の金庫にテレポートした彼は、ジャンパー抹殺を使命とする組織パラディンのローランドに気づかれ追われることになる。
そんな時、彼を助けるジャンパー、グリフィンに出会う。
そして、二人のパラディンとの戦いが始まるのであった。

何故か東京にも現れるデヴィットとグリフィン。
日本がお得意様だからこんな場面を入れたのか、結構こじ付けのような感じがしました。
その上、日本に来てなんでベンツなの、乗るなら日本車でしょ!
まあ、堅苦しいことは言わないで(笑)

ジャンパーとそれを抹殺する人間の戦いもいいのですが、もっと大きな悪に立ち向かうストーリーのほうが面白い映画になったのではないかと思いました。

それにしても、主人役のヘイデン・クリステンセンの素敵なこと、素敵なこと。
2002年の「スター・ウォーズ・エピソード2/クローンの攻撃」のスカイウォーカー役でスターの仲間入りをした俳優で、1981年生まれの27歳。

 

 

 


 


小説 海の祭礼

2008-03-15 | 

 

 

昨日は捕鯨に関する事を書きましたが、以前読んだ本で捕鯨が関係する本があったので紹介します。

吉村昭さんの「海の祭礼」です。

風雲急を告げていた幕末が舞台です。

幕末、日本の近海にはアメリカをはじめとするヨーロッパの国々が、クジラを求めてやってくるようになっていた。
この頃アメリカは700隻を越える捕鯨船で、年間10000頭のクジラを捕っていた。
日本近海はクジラの宝庫であった。
捕鯨船の船員の間では鎖国している日本は、神秘の国、東洋のユートピアと見られていた。
そんな中、アメリカ人ラナウド・マクドナルド(1824-1894)は自分の母がインディアンのこともあり、日本に大変な憧れを持つようになる。
彼は捕鯨船の船員になり、日本を目指した。
1848年6月彼は捕鯨船から小船を降ろしてもらい、北海道の利尻島にたどり着く。
その後彼は長崎に送られ、英語の教師となって、森山栄之助らに英語を教えることになった。
当時の日本はオランダ語の通詞はいたが、英語の通詞はいなかった。
彼が日本にいたのはわずか10ヶ月ほどであったが、彼の生徒であった森山はぺりー来航の時、通詞として活躍したのであった。

私はこの本を読むまで、ラナウド・マクドナルドのことはまったく知りませんでした。
160年も前に日本に憧れて命がけでやって来た青年がいたことに驚きました。
今、利尻島にはラナウド・マクドナルドの碑があるそうです。