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映画 ポストマン

2008-03-27 | 映画

 

映画ポストマン見ました。

長嶋一茂さん主演の映画「ポストマン」
映画のタイトルといい、主演の長嶋一茂さんといい、大体想像がつくと思います。
善良なる人々の善良なる物語という感じです。
文部省推薦になってもいいのでは(笑)
お年寄りや、熟年の方が沢山見にきていました。
かなりの人気なのですね。

千葉県房総町の郵便局員、海江田龍兵(長嶋一茂)は2年前に妻を亡くし、男手ひとつで中3の娘、小3の息子を育てている。
局長からは郵便配達をやめ、管理職になるように勧められている龍兵であるが、彼はとにかく人の心がこもった手紙を自転車で一軒、一軒に配達することに幸せを感じていた。
しかし、そんな彼にも家庭の問題があるのだった。
娘のあゆみは家庭内のことは一切せず、寮のある高校に進学したいという。
家族は一つ屋根の下で一緒に暮らすのが幸せと思っている龍兵には気がかりなことだった。

長嶋一茂さん、ちゃんと俳優してました(笑)
なかなか熱演して、電車を追いかけて自転車で全力疾走するシーンなんかは、さすがスポーツマンという感じでした。
私生活でもお父さんなので、父親役もなかなかはまっていましたね。

映画の出だしで投函された手紙がスタンプを押され、遥か遠くまで運ばれ配達されるのを見て、わずか50円、80円で届けてくれるのには感謝しなくてはいけないと思いました。
今はメールという、一瞬で届く便利な時代になりました。
画面に表示される文章。
でも、下書きをして、清書をして、封筒に入れ、切手を貼り、ポストに投函し、色々な人の手や、乗り物を経て届く手紙にはメールにはない、人の温もりがあると思うのです。
このポストマンはそんな手紙の良さを改めて教えてくれたような気がします。