小6の多く「割合」苦手 ”岡山県深刻な学力低下”山陽新聞記事

2012年12月07日 15時52分42秒 | 日記

 11月に大阪市住吉区山ノ内の小学生と中学生に算数・数学を指導した事を記事にしました。

その後、小学4年生の男の子は、文章題に自信を持ち始め、5年・6年の文章題にも挑戦して計算はできないけれども、計算式は正しく書ける所まで進んでいるとの事でした。

 一方、中学1年生の女の子は、11月28日(水)に数学の期末テストがあって、前回中間テストの 6点から期末は40点に増えて喜びの声を聞くことが出来ました。

 私はここでもう一度、母親が我が娘を通わせた塾の塾長の言葉を思い返したいと思います。

 保護者は月額¥24000もの月謝を対価として学力向上を願い、通わせたと思います。

 しかし、中間テストの結果を見て、藁をもすがる気持ちで相談に行った所、塾長曰く”お子様は次の期末テストもこのレベルと思っていて下さい”と言われ無念な気持ちで帰路に着いたとお聞きしました。

 反論もしようと思えば出来た事と思いますが、退塾するならともかく、まだ通塾がつづくと思うと言えなかったのかなと思ってしまいます。

 しかし、このような余りにも無責任な教育者という、仮面をかぶった偽りの教育者が、大手を振って街中で教室を開いている事実、このような教室は早晩廃塾の憂き目に会うことは、間違いのない事と思います。

 公教育の教育者といえども千差万別というのは、事実と言えるのでしょう。

 私は、この公教育者の方々にお願いがあります。

 公教育だけで、(この場は算数・数学だけの話ですが)理解を引き上げる指導はできないものでしょうか。 お忙しく時間が不足であることも重々知っておりますが、私は、その子その子に応じて40点の取り方・50点の取り方・60点70点のとらせ方は身につけております。

 大事な点は、40・50点を境に境遇に差があると言う事実なんです。

 現代社会、全部が全部だとはいいません。が、多くは裕福さの違いと生まれつきの環境の違いで、理解力の差が生じている所に目を向けなければ真の教育とは言えません。

 家計が苦しくて塾に行きたくても行かせてもらえない。

 勉強をしたいのに、家業のため条件が揃わない。他いろいろな悪条件でテストの結果に反映してこない。

 恥を忍んでいる子。親を恨んでいる子。友と対峙する子。悪いと思いつつ悪行で目を引こうとする子。挙句は、先生を恨む子。・・・・・・・現実にあります。確かに起こっています。

 公教育の中で、先生方の頑張りで理解の向上と、テストの結果が悪ければ悪いでそのフォローを行う実行力。 是非とも公教育だけで足りる学習、道は沢山あります。教え方も沢山あります。

 文章題が解けなければ、テスト結果が良くならない。所が白紙で出す生徒が実に多い。

 何を物語っているでしょうか。

 これは、恐らく指導者の研究不足から来る指導下手が、遠因としてあると考えます。

 次の問題は、山陽新聞12月 2日の”さん太タイムズ”小5 算数 ちょこっと・おためし学力アップの⑧の問題です。

   問題  3dLのペンキを使って 5/6㎡のかべをぬりました。このときペンキ1dLで何㎡のかべをぬったことになるでしょう。

   いろいろな教え方があります。 A. 国語の文章読解力をつけさせて、考えさせる。

B. 図に書いて表し、式に結びつける。 C. 数字と単位を拾い割合の活用で考えさせる。

  私は、Cを採用して指導致します。

    まず、文章は一度読みます。そこから、 (3dL) (5/6㎡)  ( 1dL) ( 何㎡)を抽出して 1を基準に割合がどの様に変化して、基準に対して答の数が増えたか減ったか比べさせます。

    そして、式を立てる際に単位の決まりがある事を、予め指導しておき次のように順を追って組み立てて行きます。

A   / 1dL x   3dL  =     1の基準値にたいして3倍に増えている事が分かります。

B  5/6㎡ / 1dL   x  3dL    = 何㎡  のように所定位置に数字と単位を入れると自然に式が成り立ちます。このやり方で割合の意味付けがしっかりとついて行きます。

  この指導法は、100%近い理解が確立されるようです。

 <何>と言う文字がどこに来るかによって、x か ÷のかが、一目瞭然です。

 又、割合が増えたか減ったかも良く分かります。   先生方この面の研究必要ではないでしょうか。

 岡山県の学力低下・・・小6の多く割合苦手も 指導法の工夫で劇的変化が期待されます。

次回の原稿準備出来ています。重複記事も少し混じりますが、投稿する予定です。


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