Q&AのQ 九九の勉強が始まりました。九九を言える子・言えない子
私たちの学級には色々と混じっています。そしてむちゃくちゃ
速く言える子がいます。
私は、そう速く言えません。焦っています。
answer
焦らなくていいですよ!心配しないで下さい。
遅くてもいいです。ただし、計画と目標を作って日々努力だけは
してくださいよ!
Q&AのQ 九九は、なぜどうしておぼえるのですか?
answer よく聞いてくれました。説明をします。
まず、九九の必要性ですね。今までは、ごく簡単な基礎的な
たしざん・ひきざんの計算をしていました。ところが、これからは
(A) 7+7+7+7+7+7+7+7=とか
(B) 4+4+4+4+4+5+5+5+5=とかの問題が出てきて
たしざんだけでは処理が出来なくなる場合があって、その為にも
九九を利用できるようにしておかなければなりません。
Aの場合であれば、7が8回なので 7X8の九九をつかって56の
答えが出ます。
Bの場合であれば、4が5回で 4X5=と 5が4回で 5X4=の
答えが20と20で合わせて40の答えが九九を使えばすぐに出ます。
このようにすごく便利だし能率が良くなるので覚えるのですよ!
それと、これからは、文章問題などで式を作る場合が
あります。
式を作る場合には決まり事があるので、これを
身につけておかないと算数嫌いになるおそれが
ありますので注意しましょう。
最も注意すべきところ。
Aの場合で考えます 7+7+7+7+7+7+7+7
これを 7 X 8 = と式を書きました。
よくお読みくださいね!
7が8回書いてありますね。8が7回ではありませんね
だから、8X7ではなくて7X8と決まります。
そして、7Xの7は計算の「もと」で決められた数なので
「変化させる事」はできません。
7X8の8は、7の書いてある回数ですので、いくらでも
「変化させる事」ができます。
この変化させる事が出来る箇所がまさしく「割合」なのです
皆さんが苦手とする所です。
この部分に大きな違いがある事いち早く気付く事が大事です。
例題で考えてみましょう。
「 6こ入りの パンを2ふくろ 買うと、パンはぜんぶで 何こですか 」
6こ入りと言う事実は変えられません。 だから6が「もと」になります。
2ふくろ・・・日によっては3ふくろにしよう。いやもっと食べそうだから
4ふくろ買っておこうと、いくらでもその数は変えられます。
変えられるから「割合を変える」と考えますと、割合の意味
が理解できることと思います。
従って、計算式は、「6X2=12」
これを「2X6=12」でもいいのではと申し出る方が時々ありますが、残念ながら
これらの方は、正しい指導を受けられなかったとしか言いようがございません。
九九の式には、大事な意味が含まれていて「単位のつく決まり」「九九から
分数への変換」など理解できれば「算数が楽しくなる」要素がいっぱいあるので
2年生から始まる「九九学習」・・・いよいよ大人への旅立ちです。
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