提起・・・文章問題を (1)[は][じ][き]で  (2)のx  は=  で  (3)割合で 教えるかの選択

2012年07月15日 08時02分42秒 | 日記

 速さに関する問題で、(1)の方法は、いつごろから使われ始めたかは、定かではありませんが、私自身 昭和35年頃ではこの方法は、採用されていなかったと思います。

 当時は、多分、線分図で教えてもらった記憶があります。

 この、(は)(じ)(き)の指導法は、公式を覚えやすくする為の、テクニカル的な面があって、往々にして生徒たちは、これで理解できたと錯覚している場合があります。

 幅広い年齢層の直接対話アンケート結果からも、理解の錯覚が数多くありました。

 そして、(は)(じ)(き)では、説明のつきにくい問題もあります。こういうときに、読解力が必要だと言われる場合がありますが、私は、速さに関する問題は、まず[わりあい]ありきで、他の単元にも繋がる系統化された、方法が必要であると思います。

 算数は、各単元繋がりある学習として捉えるならば、やはり[わりあい]となるでしょう。

 (は)(じ)(き)・・・速さx時間=距離(道のり)・・・  この理解で少しお考え下さい。

 例題1   1時間平均で20kmの速さで走れる自転車は、3時間走ると、何kmすすめるでしょうか。

 例題2   1kmを徒歩で平均3時間かかる所を、20km歩けば全部で、何時間かかるでしょうか。

 例題3   390m離れた妹のところへ、花束3束を持って行きます。平均秒速1,3mで行くと、何分で行けるでしょうか。

 特に、2に注目して(は)(じ)(き)では、どのような説明になるでしょうか。

 例題1は、(は)(じ)(き)で公式通り

 例題3は、不必要な数字と単位が含まれています。

 生徒たちは、こういった問題が出題されたときに、戸惑うのですね。・・・なぜだか分かりそうで解けない。

 これは、例題だけで3種類の設問になっていて、小学生にとっては負担感が、大変ある状況です。

 これを解決しようと思えば、やはり{割合の活用}を考えねばなりません。負担感がぜんぜん違います。分かりやすさもぜんぜん違います。

 どうか、この部分を検討戴き、理解の容易さを生徒に差し上げて欲しいと願います。

 続きは、次回で。


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