もう冬になってしまったと認めざるをえない。
二晩ほど続けて氷点下5度ほどになったようです。
朝、窓が凍って開かない。
昨夜仕事から帰る頃には満月が煌々と地面を照らし、
葉の落ちた木々の影が縞模様をつくる道をひとり自転車で帰りました。
朝には月光が地面にへばりついたような霜が畑地を覆い、
陽光が当たると電線からは溶ける霜が滴となって落ちてきます。
家々の屋根からは湯気が上がります。
工房の庭を歩くと霜柱の感触がさくさく。
川には毎年この時期になるとカワガラスがやってきます。
雀くらいの大きさでこげ茶色の鳥。
留鳥だそうですが、夏には見たことがないです。
早瀬の石の上にいて、時々水に入って虫を取っている。
こんな冷たい川に浸かってよく平気なもんだといつも驚きます。
鷺もずっと水に入って立っている。なぜ凍傷にならないものか不思議。
鳥の写真は私には撮れません。
工房の庭の桑の木も葉が全部落ちました。
アザミのロゼッタ。
秋には私の胸ほどの高さで花を咲かせていたもの。
工房の壁を覆うアオツヅラフジの実
さて、来週納品の家具にオイルフィニッシュ塗装をしました。
これはお子さんの学習机です。これから塗るもので、仮組してある写真です。
引き出しにはキャスターが付いて、机の下に入ります。
組み立て式なので、塗るために分解します。
今回使うオイル。はじめて使う銘柄です。
このオイルは輸入代理店の社員さんから買ったものです。
ある日、製品を紹介したいので、工房に行ってもよいか、と電話が来ました。
いわゆる営業ですね。
このオイルは良い仕事をする木工仲間が使っているので知っていました。
電話をくれたのは若い女性で、言葉から関西の方とわかります。
暗くなってから、私の山奥の工房にやってきました。
さぞかし心細かったと思います。
山姥が出そうなとこですから。
聞けば大阪の本社から来て長野、群馬を回っているそうです。
車には初心者マークが付いています。
若い女性にほだされたわけでなく、製品に興味があったので一缶求めました。
しかし、若い新人女性をこんな遠くまで営業に出すものなのでしょうか。
私はそういうことに関しては世間知らずなので、わかりませんが。
もう会うことはないかもしれませんが、人生に負けるな、と応援したい。
木工屋仲間に悪いや奴はいないけれども、
あまりオイルをどんどん消費するような奴もいないんだよね。
甲版に半分塗って撮影。
塗る前は白っぽいですが、オイルを塗ることで濡れ色になりしっとりとした木の色が現れます。
木に十分オイルを吸わせてから、拭き取ります。
誰でもできる簡単な作業です。
部材をすべて塗り、乾くまで置いておきます。
一度塗りで仕上がり、と説明を受けましたが、
様子を見て必要ならば、軽く磨いて二回塗ります。
このオイルはちょっとテレピン油臭が強いかな。
次に進めている仕事は椅子です。
先日はペーパーコードの椅子をまとめてやりましたが、今度は木の座面の椅子4台。
材はミズナラ。ちょっと重い椅子になるよ。
同じモジュールを使いますが、2種類の椅子の混成工程になります。
部材の上にベニヤの型を置いてみました。
座面の高いもの(SH450)との注文なので、いつも使うベニヤの型に「下駄」をはかせて作ります。
こちらは先日仕上げた片肘ペーパーコードチェアです。
二晩ほど続けて氷点下5度ほどになったようです。
朝、窓が凍って開かない。
昨夜仕事から帰る頃には満月が煌々と地面を照らし、
葉の落ちた木々の影が縞模様をつくる道をひとり自転車で帰りました。
朝には月光が地面にへばりついたような霜が畑地を覆い、
陽光が当たると電線からは溶ける霜が滴となって落ちてきます。
家々の屋根からは湯気が上がります。
工房の庭を歩くと霜柱の感触がさくさく。
川には毎年この時期になるとカワガラスがやってきます。
雀くらいの大きさでこげ茶色の鳥。
留鳥だそうですが、夏には見たことがないです。
早瀬の石の上にいて、時々水に入って虫を取っている。
こんな冷たい川に浸かってよく平気なもんだといつも驚きます。
鷺もずっと水に入って立っている。なぜ凍傷にならないものか不思議。
鳥の写真は私には撮れません。
工房の庭の桑の木も葉が全部落ちました。
アザミのロゼッタ。
秋には私の胸ほどの高さで花を咲かせていたもの。
工房の壁を覆うアオツヅラフジの実
さて、来週納品の家具にオイルフィニッシュ塗装をしました。
これはお子さんの学習机です。これから塗るもので、仮組してある写真です。
引き出しにはキャスターが付いて、机の下に入ります。
組み立て式なので、塗るために分解します。
今回使うオイル。はじめて使う銘柄です。
このオイルは輸入代理店の社員さんから買ったものです。
ある日、製品を紹介したいので、工房に行ってもよいか、と電話が来ました。
いわゆる営業ですね。
このオイルは良い仕事をする木工仲間が使っているので知っていました。
電話をくれたのは若い女性で、言葉から関西の方とわかります。
暗くなってから、私の山奥の工房にやってきました。
さぞかし心細かったと思います。
山姥が出そうなとこですから。
聞けば大阪の本社から来て長野、群馬を回っているそうです。
車には初心者マークが付いています。
若い女性にほだされたわけでなく、製品に興味があったので一缶求めました。
しかし、若い新人女性をこんな遠くまで営業に出すものなのでしょうか。
私はそういうことに関しては世間知らずなので、わかりませんが。
もう会うことはないかもしれませんが、人生に負けるな、と応援したい。
木工屋仲間に悪いや奴はいないけれども、
あまりオイルをどんどん消費するような奴もいないんだよね。
甲版に半分塗って撮影。
塗る前は白っぽいですが、オイルを塗ることで濡れ色になりしっとりとした木の色が現れます。
木に十分オイルを吸わせてから、拭き取ります。
誰でもできる簡単な作業です。
部材をすべて塗り、乾くまで置いておきます。
一度塗りで仕上がり、と説明を受けましたが、
様子を見て必要ならば、軽く磨いて二回塗ります。
このオイルはちょっとテレピン油臭が強いかな。
次に進めている仕事は椅子です。
先日はペーパーコードの椅子をまとめてやりましたが、今度は木の座面の椅子4台。
材はミズナラ。ちょっと重い椅子になるよ。
同じモジュールを使いますが、2種類の椅子の混成工程になります。
部材の上にベニヤの型を置いてみました。
座面の高いもの(SH450)との注文なので、いつも使うベニヤの型に「下駄」をはかせて作ります。
こちらは先日仕上げた片肘ペーパーコードチェアです。