北海道でのんびり船釣り

北海道札幌近郊の海でカヤック釣~リングを楽しむ。

メタルジグを・・作ってみる(最終回)

2021-01-03 18:54:21 | ジグ作成
皆さんこんばんは、依然ジグ作りにサルモード中のM.カトーです(^^ノ

今回はとりあえず最終回にて、コーティングに付いて少し能書き等(^^;
市販のジグは予め薄くコーティングされていますので(ダイソーは?)いきなりコーティング剤にドブ漬け
しても先ず問題は出ないでしょう。
しかし自作の場合は、自ら担保しなければなりません、こちらはラッカーの着色にダイレクトにドブ漬け
コーティングを行った物、実際どの程度流れるか見たかったので試して見ました、私的には「この程度なら合格」。
大体魚が「このジグはディテールが甘いから止めとこ!」とか思うはずもなく、販売目的でもない私
(販売目的なら最初からコピーでは無くオリジナルの型を作る)には「全然オッケー」なのです。


しかし、そのままオッケーではネタに成らないので、少し対策を考えてみます。
私はそれこそ物心着いた時から半世紀近く「塗装」には関わってきました(ここ15年程ご無沙汰)
一番確実な対策(対処法)はクリアスプレーで最初はサッと次第に厚く、数回に分けて塗り重ねる事ですが
この方法は時間も手間もスキルも必要とします。(作業場も汚れます)
私としては仕上がりに差が出ない(歩留まりが良い)ドブ漬け、いわゆる「プレドブ漬け」で、検討。
考え方は最初ラッカーを侵さない塗料(透明)でドブ漬けして皮膜を作り、その後コーティング剤で
本コーティングをする物、「ラッカーを侵さない透明な塗料」て意外と少なく、その辺を適当に歩き回って
見つけたのは水性(水溶性)ニスだけでした。(色付きなら色々在りますが)
大体塗料とは色を付け塗膜を作るのが仕事なので透明の塗料の出番は限られます、その1:木目等下地の質感を
生かし塗膜保存-ニスやクリアラッカー、その2:メタリック系塗装の保護塗膜(ウレタン塗料)とか。
ルアー用のコーティング剤も後者のグループで固い塗膜がポイントに成りますね。


軽く説明、左はダイソーの水性ニス、他の2種が¥600~に対し税込み¥110は激安!更に中身はかなりドロドロ
なため水で倍くらいに薄めて使う(実質他の2種より量が多い)色は乳白色で乾くと透明に成る。
中、ホムセン(ホーマックかジョイフルエーケー)水溶性と言いながら専用の薄め液が在り、アルコールの様な
におい在り(水でも薄める事が可)最初から透明。
右、中と反対のホムセン(どっちだか忘れた)で購入、水性ウレタン?(どんな原理で固まるんだ?)
こちらも乳白色で乾くと透明に成る。(水で薄める)

て事で実験に当たり、ダイソージグ君に”ジグ柱”に成ってもらいましょう、ジグデザインの手法を幾つか足した上で
それぞれのニスとコーティング剤で順次ドブ漬け塗装を行い結果検証。


早速1-2-3と左のニスから順にドブ漬け(1回のみ)それぞれのニスは同程度の粘度に薄めて在ります。
1日経過で何れもほぼ乾いた所、見た目は何れもぱっと見変化なし、ですが2番(中)のジグは油性マジックで
書いた数字が見事に消え去って(流れ落ちた?)います、水溶性のくせに油性マジックを消すとは己は”ミラブル”?


さて、ここからが問題それぞれをコーティング剤で2回ドブ漬けコーティングします。
先ずNO.1(左)ですが、ニスがコーティング剤に僅かに侵され、表面が少しザラザラに成っています


次にNO.2(中)、こちらはコーティング剤による不都合(侵される等)は一切なし、ピカピカの光沢を維持しています


最後にNO.3(右)、こちらは特定の条件時だけ盛大に侵され”ちぢれ”の症状が出ています、NO.1では全体的に
均等に侵されているのに対し、こちらはラッカーの特定の厚みの部分のみに多く侵されています。


つ~事で暫くはマジックの書き込みはしない(重さを書こうかなと思ったが当面60gしか作らないので)事で
中の”つや出しニス”が良好なので暫くこちらを一旦ドブ漬け(ラッカーで塗装したジグのみ)して、コーティング
に、しかし仕上がりの向上を目指すのは良いが、本質は遠のいていく、様な・・・


あと本質に関わる要素のホログラムシートについて。
私の印象ではジグに使えるホログラムシートで最も安価だと思うのはこちらです。
ジグ用を謳うホログラムシートがA4サイズ(約20x30cm)で¥500前後(釣り具屋ではその倍以上)
ですがこちらは1つ(1巻)でA4、5枚分で¥110(税込み)の格安商品


細長いとか裏紙が無いとかを克服すれば1巻で60gジグ120個以上(1個辺り¥1円以下)も可能でコストの限界
を見るなら1押し商品。


ただし、ダイソー全店で置いている分けではない様で、現在私が出入りしている5店舗で置いているのは1店のみ
また、絵柄の種類も不明で私が現在キープしている種類は次の4種、右下の柄はジグに使うのは??
だが、他の3種は普通に使えると思う。


問題点は1巻でジグ100個分をどうするんですか?
確かに私は現在4巻(+1巻)保有していますが、正直「全然減りません」(当たり前)、現在60gジグ110個
鋳造、60個程が色付け終わっていますがホロシートは減った気がしません(^^;  さてさて?

最後に前回の釣行で途中から今作っている60gジグを試しましたが、印象では「十分釣れる」です。
不確定要素満載の釣行ですが、それでもなお「市販品と比べても遜色無く釣れる」印象、この場所は3回目ですが
前回2度の釣行をはるかに凌ぐ釣果、ですが時期的な条件の違いも有りますので、自作ジグが市販品を凌ぐとは
言いきれません(市販品のコピーですし)、でも費用対効果なら圧倒的(材料費のみならジグ4個分でこれ全部)
です、最初に1個根掛りでロストしましたが、精神的ダメージも無し(市販品なら結構へこみます)でこれからは
「根掛り上等!」でロックにも使えます。


それでは~
コメント
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