文化の日

今日は文化の日・・・
昨夜の雨が嘘のようで・・・真っ青な空です。

雨が降らない・・・というジンクスは、
今年も守られました。

カレンダーの今日の日に赤○をつけながら・・・
このブログが２年に入ったことを確認しました。

思えば遠くへ来たもんだ・・・と
いう歌があったと思います。

そんな・・・言葉がふと浮かぶときは、
体調のいい時です。

気分からいっても・・・1年続いた・・・という
満足感は何事にも代えられない・・・です。

これは私が書き続けたから・・・満足ということではなく、
夜に昼にと
コメントを送って下さった方々の励ましがあったればこそです。

ブログに書かれる言葉の優しさを
取り上げられた方の記事がありましたが・・・
どんな場面であったかは忘れました。
でも・・・そうです。
やさしいのです。

そのやさしさでブログは生き続けるのかもしれません。
そんな・・・思いを
これからも続けられたらいいな・・・と思います。

ところで・・・
私は毎晩・・・床に入ってから本を読みます。

安定剤を１粒飲んでいますから・・・
本を読むといっても２０分位でグウグウ・・です。

枕元のスタンドは５０分で切れますが・・・
切れたことに気がつくのは月に２～3回。

昨夜は
「玄という色」という篠田桃紅さんのエッセイを読みました。

昔の本です。
私は「玄」という文字が好きです。
ちょっとだけご紹介しましょう。

《ほんとうの“くろ（玄）”は真っ黒ではない、
という考え方が、私にはたいそう気に入る。
一歩手前でやめる、という、
そのあと一歩に無限のはたらきを残し、
それはわが手のなすところではなく、
天地自然、神、宇宙、
とにかく人間のはかり知れない大きな手にゆだねる、
そういう考え方がこのましい。
このましいが、一歩手前がまことにむつかしい。》と
日本の名随筆集７「色」大岡信篇　作品社　1989年版ｐ24

折角の文化の日・・・ですから、
水墨作家である篠田さんの
ちょっとおしゃれな文章をご紹介しました。
「玄」「真っ黒ででない黒」がいい。