認知症一期一会 http://blog.goo.ne.jp/mizukiosamu/

毎朝8時30分
ケイタイのアラームが鳴ると、私はアリセプト5mgを飲み食卓を離れます。


作家の思いで

2010年10月10日 | 5mgの日記

言葉を書く・・・とか、話すとか、

自分の感じたことを文章にすることは、

簡単なようで簡単ではないのです。

作家が文章が書けない書けないと言われる意味が

わかるようになりました。

そそくさと書いた話でも、

一応は・・・推敲したつもりなのです。

言葉を書く・・・という作業は、

あだやおろそかなものではないのですと言いたいです。

認知症患者の私が・・・・言葉を

書くこと自体がおこくがましいといわれるかも。

でも、言葉を書きたいし、

言葉をいただきたいし、

奥の細道の残りを歩きたい・・・と思う。

可能かどうかはさていいて、

頭の中ででもいいから  

奥の細道を歩きたいと思いのです。

芭蕉さんが、今生きておられたら、

そんなことを考える私。

「ふうりゅ」という言葉は、私にとっては、

とても大切な言葉なねです。

 


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5 コメント

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言葉 (miki)
2010-10-10 17:28:29
言葉によって人間は考える。
だから、言葉は非常に重要です。

認知症の人にとって
文字を失うことはつらいですね。
なぜか書けなくなる。

パソコンという文明の利器のおかげで
こうやって思いを世界に発信できる。
ありがたいですね。

久しぶりに「奥の細道」を読みたくなりました。
夏草やつはものどもが夢の跡
平泉の金色堂に行ったときのことを思い出します。
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風流 (mari)
2010-10-10 17:41:33
風流っていい言葉ですね。
猛暑の中ではそんな言葉、私とは無縁って思っていましたが、こんな秋の夕暮れ・・・私にも風流の心が湧いてきそうな気配・・ありがたいことです。
水木さんのおかげ。
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もう一句 (miki)
2010-10-11 05:55:09
五月雨の降り残してや光堂

金色堂を詠んだ句はこちらですね。
名句が多い!
「奥の細道」が芭蕉の代名詞になるわけです。
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一句を (水木)
2010-10-11 10:31:35
(miki)様へ

夏草や、と書いて言葉が止まる今日です。

言葉を書きたいと思うし、一句を作りたいが、
簡単ではありません。

されで、されど、言葉をいただきたい、
一句がでる出るまで、
まつことにしました。
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風流 (水木)
2010-10-11 10:48:07
(mari様へ)

「風流」という文字が書けなった私でしたが、
貴方のお陰で、
「風流」との言葉を書けなした。

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