佐渡日帰り「びっくり黄金パック」

撮影仲間のタケポンと佐渡の日帰り旅行に行ってきた。
佐渡汽船が販売している　直江津発「佐渡日帰り　びっくり黄金パック」
である。
　このパックのコースは大きく分けて二つあるのだが（出発日によって異なる）
今回はこうである。
直江津港　９：３０発～カーフェリー２等～　小木港１２：１０着
→　小木家（昼食）→　佐渡歴史博物館　→　トキの森公園　→
小木港周辺散策（たらい舟体験）　→　小木港　１７：００発
～カーフェリー２等　→　１９：４０着。

料金は大人一人６，３００円。
カーフェリー２等乗船代＋島内交通費＋昼食代＋入館券と
さらにお土産まで付く格安プランだ。

詳細についてはホームページで後日特集を組みたいので、その際に
見てもらいたいが簡単に感想を。

まずカーフェリーについて。
片道２時間４０分もかかる。
新潟からジェットフォイルなら両津港まで１時間だが
カーフェリーはどう考えても長い。
ヒマをもてあそぶと思っていたがその心配はなかった。
デッキにあがって海を見たり、客室で話をしたり、寝たりと
時間は長くは感じなかった。
足を伸ばして寝れる事も大きいだろう。
帰りは夕方だったので綺麗な夕陽を見ることもできた。

ジェットフォイルと違い、これが船旅の楽しみなのだろうか。
ちょっとわかった気がする。

さて、問題はコースだ。
小木港に１２：１０に到着し、１３時まで昼食時間。
そして、観光バスに乗り　佐渡歴史博物館　→　トキの森公園
とどちらも３０分ほどの滞在時間だったので、それほど余裕はないのだが
どちらもそれほど見る施設もなくあまり魅力を感じない。
慌しく小木港に戻り、たらい舟を体験して　帰りの乗船時間になる。

佐渡の滞在時間はあまりにも短い。
まあ、６，３００円という破格の値段なのだからしょうがないのだが
リピーターが付くプランでは無いような気がした。

この「びっくり黄金パック」は今年初めて企画されたプランである。
来年はどうなるかはわからないが、もう少し　魅力ある島内観光を
発掘して欲しい。

厳しいことを言ってしまったが、このプランの誕生により、佐渡に手軽に
行ける事になったのは間違いない。
同じ新潟県でありながら、佐渡に行ったことは修学旅行の時に一度だけ、
という県人が多いのではないだろうか。
観光客が激減している佐渡ヶ島であるが、地元の人が行かなければ
県外からも客は増えないのではないだろうか。