ヤミノツカミDIARY

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暴力に対向する暴力

2010年11月23日 | 時事
 北朝鮮が韓国に対し砲撃し、兵士2人死亡、住民など20人が重軽傷という衝撃的なニュー
スが入ってきましたね。

 報道によると、韓国軍が通常の射撃訓練を行っていたところ、北朝鮮軍が韓国領である延
坪(ヨンピョン)島に200発以上の砲弾を浴びせたとのこと(後に政府が170発と発表)。これに
よって韓国側に多数の死傷者と、住民家屋数軒が炎上したということでした。
 今まで色々と小競り合いがありましたが、一般住民に被害を出したのは、朝鮮戦争以来、
これが初ではないでしょうか。
 韓国軍も応戦したようですが、北朝鮮側の被害は報道されていません。もちろん小さくな
い被害はあったでしょうが、攻撃側が把握していないということは、それほど大規模な応戦
はできなかったということ。まさに「手を出したもん勝ち」になってしまった、ということ
なんでしょう。
 これは、北朝鮮を批難する声明を出したって、仕方ないんじゃないですか、韓国は。
 今まで何人もの兵士が殺されてるし、軍事基地も被害を被っている。それなのに怒るだけ
では、いつまで経っても脅威は取り除けません。いい加減、何らかの実効的アプローチが必
要なのではないかと思います。
 極論的に「戦争だ」というのは最悪の選択肢であり、その辺も韓国は判っているのだと思
いますが、例えば(北朝鮮を支える)中国の後ろ盾を取り除くとか、事件を調査するため国連
の某組織を北朝鮮に派遣するとか。何らかの強硬手段を行わないと、正直言って舐められっ
ぱなしになると思いますよ。

 「いつの日か南北統一」という国旗が昔、オリンピックで翻されたこともありましたが、
統一なんて夢のまた夢になってしまいましたね。
 戦争や、それに近いことになった場合、日本にも何らかの被害が及ばないかどうかが心配
です。お隣の国とはいえ、一緒に沈没するつもりはこれっぽっちもないのですから。