最初に 先日、異国の地で不慮の死を遂げられた故 中村哲さんに心から哀悼の思いを捧げます
先日 思いがけない形で なにかと話題の絶えないアフガニスタンで亡くなられた中村哲さん
ご遺族や周辺の皆様の驚きと深い悲しみは お察ししてあまりあるけれど
軽井沢にも もちろんご縁のあった方だったんだ
軽井沢では毎年の真夏に 「 軽井沢夏季大学 」という 市民講座講演会が
100年前から開催されていて 今年の夏にも 8月2日からの3日間 第70回目が開催された
政治家の後藤新平さん、農学者・教育者の新渡戸稲造さんなどによって 大正7年(1918)に創設され
今年が 101年目という歴史ある夏季講座には 著名な講師が招かれ 午前午後各1名の
3日間 計6名の講演が聴講出来る
平成20年8月2日 京都大学名誉教授として 中村哲さんが この軽井沢夏季大学の
講師トップバッターとして登壇 「東アジア近代経済の歴史的形成 -その諸段階と特徴ー」
との講演を 担当された
現在 軽井沢図書館には この講演内容について
「 平成20年 軽井沢夏季大学の講義録 」 として蔵書されている
他にも
「 人は愛するに足り、真心は信ずるに足る(アフガンとの約束)中村 哲∥著 澤地 久枝∥聞き手 」
「 わが学芸の先人たち 」 他が蔵書されている
寒いこの季節 時間のある時にでも 手に取ってみては・・
未だ 今回の事件の顛末は知れないけれど 心からご冥福をお祈りします