気心は未だ若い「老生」の「余話」

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偶然の一致に関する雑考

2017-09-12 21:04:47 | 日常

世界を震撼させた米国での同時多発テロ事件から16年、未曾有の東日本大震災から6年(6年半)が経過した。今もなお、3.11大震災による行方不明者が2546名(11日現在)もおられるとのこと、ご遺族は消えることのない辛い思いをされていることだろう。

 

 犠牲になられた方々やその関係者には失礼なことかも知れないが、前記以外の事件等のことも含め、偶々調べていてふと気が付いたことがある。それは、数字に関する忌まわしい共通性のことである。具体的には以下の地震の発生時刻に関する「偶然の一致」についてである。

・阪神淡路大地震・・1995(H7.1)午前5時46分

・ニューヨーク同時テロ・・2001(H13.9)午前8時46分

・東日本大地震・・2011(H23.9)午後2時46分

・チリ沖(イキケ)地震・・2014(H26.4)午後8時46分

 

4つの巨大災害の発生時間を見ると、その発生時刻がいずれも46分となつていることだ。

この46の数字のミステリー例としては、例えは飛躍するが、Netのある記事では米国16代リンカーン大統領は1846.4、35代ケネディー大統領は1846.11月に暗殺されたとなっている。しかしこれは事実に反するようで、両大統領が暗殺された年は、1865年と1963年である。しかし後年云われているように、いずれも魔の金曜日であったことは確だ。

ラッキーな数字の7も、時には魔の偶然の一致で忌まわしい数字になる場合もある。

その典型例が、3年前ウクライナ上空で撃墜されたマレーシア航空機に関する悲劇である。

悲劇となったマレーシア航空ボーイング777が初飛行したのは1997年7月17日だった。

そのマレーシア航空17便が撃墜されたのは、それから17年後の2014.7.17だった。これは7に関する数字の忌まわしい「偶然の一致」例の一つとして紹介されている。

 

序に最近話題になった、TとY議員さんはどちらも東大法卒の2回生議員で、Tさんは衆議院第一議員会館724号室で、Yさんは衆議院第二議員会館724号室で号室番号が同じだとは、お互いに不思議なめぐり合わせだと思っていることでしょう。

Netの記事の中には、僅かな事例を筆者の意図で繋ぎ合わせて「偶然の一致」を誇張する事例もかなり認められる。当方は、どちらかと云えば、疑い深い質なので、数字の一致だけを以て何か特別の意義づけをすることを好むものではない。しかし、「偶然は事象の積み重ねにより起こる必然だ」との観方もあるけれども、当方は前記の諸例は偶々数字がそうなっただけの話だと思うので、「偶然は事象の積み重ねにより起こる必然だ」との観方はどうかな・・と思う。しかし、英語のシンクロニシティ(synchronicity)とは、「意味のある偶然の一致」とも訳されているので、意味のある・なしは別として、いい意味の偶然の一致は大いに歓迎したいものだと願っている。


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