気心は未だ若い「老生」の「余話」

このブログは、閑居の間に
「言・観・考・読・聴」した事柄に関する
 雑感を主に綴った呆け防止のための雑記帳です。

いつ迄続けられるかな・・老生の年賀状

2018-12-29 11:32:40 | 日常

 1、現役当時は、差出枚数400通程だった賀状も、逐年減少し、31年分は夫婦連名分を加えても約200枚になった。

これも加齢に伴う自然の流れで当然の成り行きである。

ところで、日本には奈良時代から年始の挨拶回りの風習があり、それが近世武家社会においては、文書による年始挨拶の習慣となって一般化したものだといわれている。

今日のように、はがきで年賀状を送る風習が普及したのは、明治維新以降の1873年に「郵便はがき」が発売されて以降のことだそうだ。

2、しかし、近年は、「はがき」による賀状差出の状況も、2003年をピークに逐年減少中で、公表データによると、国内での2003年の年賀はがき発行枚数は、約44億6000万枚(1人当り平均約35枚)、それが2018年には約24億万枚(一人当り平均19枚)に減少しているとのことだ。パソコン・スマホ等各種携帯端末の普及や特に若者層の感覚の変化等に伴いこの状況は、今後益々縮小化することになるのだろう。

3、しかし、日ごろご無沙汰している親戚縁者や知友人等に出来れば、一筆添えて年始の挨拶を文書にして送る伝統的風習は、後世に伝えるべき我国の良き伝統文化なので、時代が変わりつつあっても是非大切にしたいものである。

この数年来、「これを最後に次年からは賀状を失礼する」旨の一筆書き賀状を毎年数通受けるようになって来た。いずれは自分もそうしたいとの思いはある。

だが、パソコン操作に支障のないうちは、23歳以来続けている賀状差出しを「こちらから先に失礼すること」のないようにし、来る年以降もぜひ続けたいと願っている。