気心は未だ若い「老生」の「余話」

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老生の新元号観

2019-04-01 12:44:32 | 時評

改元により、昭和初期生まれの当方も、三つの元号の時代を生きることになる。

子供の頃我々は、明治・大正・昭和を生き抜いて来た大人を尊敬の念を以て観て育った。

だから今度は、我々も、昭和の後期や平成生まれの者達から、流石長生きしている高齢者だと観られるような長老として生き続けたいものである。

約1400年余の昔、「大化」の元号に始まる和暦が、今日迄、我国特有の制度として定着し、この間、時の元号は、天災地変や天皇の崩御や即(退)位等の度に改元されて来た。

来月から始まる248番目の「令和」には、「厳しさに耐え、文化伝統を重んじ、平和の裡に希望に満ちた未来を切り拓く」との意味が込められているとのことである。

この元号が新しい和暦として定着する迄には、「平成」の時と同様、かなりの年月を要することだろう。当方は、この新元号が、中国の古典からではなく、万葉集からの出典により選定された「深い意味と響き」のある元号であると受け止めている。

それにしても、思えば「昭和」は、益々遠のくばかりだ。しかし、新元号の時代を生きる自分も、気持ちの面では、変化の激しい時代の波に流されることなく、今後も元気に生き続けたいものだと切に願っている。


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