気心は未だ若い「老生」の「余話」

このブログは、閑居の間に
「言・観・考・読・聴」した事柄に関する
 雑感を主に綴った呆け防止のための雑記帳です。

FIFA:W杯参加代表の戦力、戦績と国情概観

2018-06-26 13:43:22 | 時評

サッカーW杯では、連日熱い戦いが続いている。サッカー音痴の当方は、観戦対象国の戦力事情や国情には疎いので、暇に任せ下表のような一覧表を作り、熱戦を観るだけでなくその国のことを知ることを今回の楽しみに加えることにした。

 

今次大会では、格上チームが格下相手に苦労したり、スーパースターが期待通りの活躍が出来ないゲーム展開になる等、意外な試合結果や予想外の話題も多い大会になっているようだ。

予選リーグ終盤から決勝リーグに向けて、今後も益々目が離せない熱戦が続くことだろう。

新生:西野ジャパンは善戦健闘、素晴らしい戦績を残し、国内外でも高く評価されている。28日(木)のポーランド戦でも、上り調子の戦運と持てる実力を存分に発揮し、2002年以来の決勝進出を決めて欲しいものである。

多くのフアンは、そのことを切に等しく望んでいるし、老生もその歓喜の雄叫びが出来るものと信じている。

H30.6.26記 

 


「ど忘れ」と米朝会談

2018-06-14 16:21:39 | 時評

な標題だが、6月12日のシンガポール会談をほぼ終日TV視聴し、就寝前「日誌」にその感想を「北朝鮮の金委員長と米国の・・・・」」と書き出したところで、大統領の名前が出て来なかった。あの独特な顔や表情は、脳裏に鮮明に浮かぶのだが、あれこれ名前をイメージし、脳内回路を繋いで探り出そうと30~40秒程もがいても思い出せかった。

こんな経験は全く初めてのことだった。PCか手元のスマホで「米大統領」と入力検索すれば直ぐ解ることだけれども、悔しいし脳に印象付ける為、敢えて紙に、アイウエオの頭文字を書き、順にチエックしてやっと「トランプ」名を思い出した。

元々お脳も弱い「ぼんくらオジン」もここまで、脳内「海馬」の老化が進行しているのか・・と我ながらその時は実に聊か哀れな思いもした。でもこれは、何かの原因による「単なるもの忘れ」だろうと勝手に解釈、特に気にはしていない。だけれども、老化と共に心身の変化は、こうして、ある日突然未経験の事象となって現れることを改めて知らされた。

ところで、多分「今年の世界の10大ニュース」のTOPに位置づけられるであろう、米朝会談が遂に実現した。昨年末頃迄は、互いに悪口雑言、非難罵倒し合っていた国の代表が、史上初めて直接会談の機会を持ち、対立から和解・平和の路線を求める舞台の入口に立ち、合意内容を全世界に向け発信した政治的意義は極めて大きい。

確かに今回の合意内容には、完全非核化の時期・検証方法等が明示されていない等具体性に欠け総論ばかりで不完全なものだとの指摘も多い。

しかし、敵対関係にある両国が、当面その終焉に向けた対話の土台を築き、今後対話の幅と奥行きを広げる道筋をつけた政治的な意義は極めて大きいし、それが今次会談の最大の成果ではなかろうかと思う。

トランプ大統領も、内心はこの若蔵、中々わいと思ったと観え、金正恩委員長のことを、「聡明で物怖じしない人物だ」と認識したようだ。

面子よりも安全を最優先し、中国機を借りて首脳会談に臨む国の首領は、後にも先にも金委員長が最初で最後だろう。だがそんなことは別にしても、同委員長は、映像で見る限り、確かに、天下の大統領と堂々対等に対話していた。その様子からは、36歳?とは思えない外交経験も豊かな指導者のようにも見受けられた。

かって、民主党政権下の菅元首相が、中国の胡錦涛主席が来日時(2010.11)、メモを片手に対談していた姿とは大違いで、同委員長にもかなりの緊張感はあっただろうが、鳩菅元総理にない独特の風格さえ感じられた。

人物像としてはそんな評価も確かにあるだろう。しかし、我々は、北朝鮮という国とその首領の3代に亘る闇の部分を決して見逃してはならないし、日本の対北政策を当面緩めるようなことがあってはならない。

トランプ流儀で政治的「取引き」に出たその結果についての評価も米国内では、観方が分れているが、米朝関係が今後「更に前進することはあっても決して後退」することがないことを切に願いたいものである。

米朝会談の次に、金委員長も「日朝会談」を意図しているとのことなので、多分年内には日朝首脳会談が設定され、拉致問題等諸懸案の解決に向けた動きが加速するだろう。

願わくば、北朝鮮が、過去幾度となく国際公約や慣例を反故にして来た外交上の前科を謙虚に反省し、誠意を仇で返すような過去の対日外交は、もはや北朝鮮にとっても自国の国益にならないことを再認識し、次の日朝交渉においては、拉致問題をはじめとする諸懸案の解決に向けた誠意を示し、かつその裏付けを具体的処置策で示す誠意を切に期待したいものである。 H30.6.14記


新聞購読勧誘関連余話

2018-06-02 10:00:50 | 故郷

1、当宅は3年前に新聞購読を完全に止めた。購読の必要性を特に感じなくなったからである。その後も何度か若い勧誘員が来宅したが、その都度断ったので、もう勧誘攻勢はないだろうと思っていた。

 だが、先週の日曜日夕方、中年過ぎの店長が来宅、約1時間近く粘られた。物腰は柔らかだが、押しが強く、懇請する表現の仕方も巧みで、一向に引き下がる気配はなかった。聞けば、3階のフロアーで新聞購読のないのは当宅だけだから最後のターゲットだったのだ。

 話のやり取りを通じ、当方の不購読の意思を悟った店長は、最後に、「2ケ月無料の試し読みの後、何とか再考願えないか・・」との懇願にも似た妥協案を提示してきた。しかし、当方は最初から、無料試読の提案にも関心はなかったので、重ねて最後に以下のようなことを纏めて言い伝えて購読をきっぱり断った。

 2、以前読者だった頃でも、毎日通算、新聞をじっくり読む時間は平均1時間程で、後は殆ど斜め読みか眺めるような感じの読み方だったし、年々活字も読み辛くなっている。なので、月僅か約3,000円とは言え、費用対実益の面でも進んで読みたい気にはもうなれないこと。

 ・二人住まいの我が家では、TVとラジオにPCからの情報でも事足りるが、他にスマホ(夫婦各1)・iPadもあり、日常の生活情報上は全く不便を感じていないこと。

 ・日毎の新聞各紙の主要記事は、電子版で読んでいる。PC画面上に専用のホルダーを設け、その所望先HPを開けば、日経を含む主要各紙や毎日配信されている地方紙(道府県)の記事も直ぐ読めようにしている。これにより、出身地の「福井新聞」の地方版にも時々目を通しているので、結果的に新聞記事を読む手段は違うが、時間量は増えていること。

 ・自宅から徒歩約5分先の南北の地区には、夫々地区の公民館があり、散歩の行き帰り等の際、同館で夕刊を含めて数紙の閲読も可能で、通常そうしていること。

 ・Netでは、関心のある記事のみを追い易い「偏重化」の弊害もあるので、その点には十分留意し、主要な同類記事内容については複数紙の記事をNetでチエックして観ていること。

 3、店長には上記の諸点について事例等を交えながら縷々話した。多分店長も「この頑固爺さんには、もうこれ以上言っても駄目だと観念したのか。「理由はよく解りましたが、いずれ又伺うかもしれません。その時はよろしく・・」と言って帰って行った。

当方が、素直に勧誘話しを聞かず、冷たく反論し、対応をしたので申し訳ない感じもした。

何故なら、店長が勧誘に行っても駄目だとなると、店員に示しもつかないだろうから・・・・。と思ったからだ。でも、今後、再度店長が勧誘に来てもその誘いに応ずる積りは全くない。

 4、店長が話していた「新聞離れ」のことが気になったので、その日の夜、Netで調べ以下のような2つの特徴的な関連記事(要約のみ転記)を見つけた。

 ・国内主要新聞紙の総発行部数は、1997年の約5,377万部をピークに減少し、2017現在では約4,212万部程度に激減していること。

・浦安市の約72,000世帯の新聞購読部数は、現在、約52,200部で到達率(購読部数÷世帯数)は、約73,2%である。この数値は全国的に観てもかなり高い方だが、これも毎年顕著に減少傾向にあること。(出所:市内新聞関係サイト他)

 だから、近年におけるこうした現状や傾向は、新聞業界全体に重く圧し掛かっているのだろうと思う。店長自らの今回の直接訪問勧誘は、そんな厳しい業界の現実を教えて呉れた貴重な機会でもあったのだと実感した。H30.5.30記