どんぐりの木の下で

日々の出来事を書き留めています。

祖母の葬儀

2009年09月09日 | 雑記
今日は母方の祖母の葬儀でした。

祖母は享年99歳。天寿を全うしたといっていいでしょう。

しかし伯母たちの話では実は102歳だったとのこと(?!)

昔は生まれても多くの赤ちゃんが亡くなる時代だったので、親は出生届けを出さなかったのだそうです。
3年後妹が生まれたので、「これは出さないと!」と思って、生まれたばかりの妹と同じ生年月日で届けたそうです。
3つ違いの妹と「双子扱い」になってしまっていることになります。
本当に驚いた時代です(@_@;)

市では100歳を迎えると市長との2ショット写真が広報誌に載るのですが、戸籍上では99歳なので、残念ながらそれは叶いませんでした。



母の実家は、祖母、伯父夫婦、いとこ夫婦とその娘3人の4世代同居の大家族です。
伯父夫婦は専業農家、従兄夫婦は共働きなので、祖母は長い間ひ孫の世話と家事を担ってきました。
亡くなる2~3か月間は入退院を繰り返したりもしましたが、それまでは自宅で普通に生活をしていました。
本当に達者な祖母だったようです。
葬儀では一緒に暮らしていた曾孫たちが泣き通しだったのが印象的でした。



母は8人兄弟で全員健在です。
孫は19人で、20歳を超えた曾孫は4人もいます。

私には歳の近いいとこがたくさんいます。
小さい頃はお正月になると親戚一同が実家へ集まるのが恒例だったので、結構いとこ同士仲が良かったです。

中学高校と大きくなるにつれて正月挨拶に出かけることもしなくなって、いとことも疎遠になっていました。

そのいとこ達と何十年ぶりかに会う機会が出来たのが、10年前の祖父の葬儀でした。
みんないい歳になっていて・・・でもやっぱり、子供の頃の面影はそのままで。

   懐かしいね。。。

   変わんないね。。。

そんな感じで、祖父の葬儀なのにとっても盛り上がってしまいました(^^ゞ。


あれから10年。皆に会う機会ができたのは祖母の葬儀です。

   久しぶり。。。

   変わんないね。。。

やっぱり今回も同じでした。



「いとこ」って不思議ですね。

親子や兄妹のよう強い関係ではないけど、確かに自分と血のつながった人間が世の中にいる。
なんだか会えば温かい気持ちになれる存在です。

葬儀に列席したTakuやkazuは、初めて見る(?!)『はとこ』にちょっと照れくさそうでした。


通夜でお坊さんがこんな話をしてくださいました。

  おばあさまは皆さんに『命の遺産』を残しました。
  自分の子供、子供から孫、孫から曾孫へと脈々と命はつながっていくのです。


祖父母が8人もの子供を産んで育ててくれたおかげで、私にはたくさんの伯父伯母やいとこが出来ました。
身内が多いということは心強いものです。




  ありがとう おばあちゃん。

祖母の遺影に改めて感謝した日でした。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
☆nekoさんへ (misa)
2009-09-12 12:20:17
コメントありがとうございます。

「明治の女」の強さとでもいうのでしょうか。

母の実家へそんなに出かけることもなかったので
祖母が亡くなったという実感はありません。

nekoさんは関東の外の方なのですか。
離れた土地ではちょっと寂しいですね。
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寂しくなりましたね。 (neko)
2009-09-12 10:23:30
寂しくなりましたね。おばぁ様は、ライフワークがしっかりあったのですね。それが長生きの源だったのですね。あやかりたいです。

いとこっていいですよね。私だけが関東に来てしまい疎遠になっています。うらやましいです。
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☆minminさんへ (misa)
2009-09-11 22:56:57
コメントありがとうございます。

幾つになっても、誰かにあてにされるって、
張りあいになりますよね。
ホント年齢を感じさせないおばぁちゃんでした。

葬儀の日は祖母の人生のような
高く澄んだ秋空でした。
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たいへんでした・・・・・ (minmin)
2009-09-10 14:35:21
misaさん

秋晴れの高い空におばぁさまは昇っていらしたのですネ‥

ひ孫さんのお世話と家事を担って‥
家族の要で元気でやってらしたので
99歳(102?)までご長命だったのでしょうね。

おばぁちゃん人生のお手本のような生き方は
誰でも出来るものではありませんよね。。。。

悲しいことですが、なんだか天晴れな人生に
拍手をしたくなりました。。。

お疲れが出ませんように‥合掌‥



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