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仕事のやりとりはメールより電話

2015年11月26日 23時24分24秒 | 学習支援・研究
「仕事のやりとりはメールより電話!」
の私の5つの言い分

All About
2015年11月11日 08時45分 (2015年11月11日 10時40分 更新)


改めて考えると、電話の利点はけっこう多い
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「え、今さら?」といった感じだが、
「仕事のやりとりはメールがよいのか電話がよいのか?」
を、ちょっとだけ真剣に考えてしまった。
どうしてかと言えば、私は案外せっかちな一面があって、
仕事でなにか先方に質問や確認したいこと、
もしくは先方と約束したいことがあれば、
即刻その回答が聞きたくてたまらなくなり、
ついついすぐに電話してしまうのだが、
最近どうも、とくに若い世代のクライアント様方々は、
私のそういう“電話魔”っぷりを薄々うざがっているのではないか、
と疑心暗鬼におちいっているのである。

ただ、「断然電話派!」の私にも私なりの言い分がある。
とりあえず思いつくかぎり挙げてみるので、読んでもらいたい。

■(1)問題が一瞬で解決する
前述したとおり、なにか質問・確認・約束したいことがあった場合、
メールだと返信を待たなければならないが、
電話ならすぐその返答をいただける。
先方は「忙しい最中に、つまらないことで
電話して来やがって……」と
内心迷惑がっているのかもしれないが?

■(2)問題を一気に解決できる
仕事のメールのやりとりでも、まるでチャットみたいに短文の
「?」マークが応酬するケースってありません? 
私はそれが嫌なのだ。電話で話したら5秒で済むことが、
メールだとどんなに早打ちしても1分くらいは、
やはりかかってしまう。しかも、
私はスキあらば外に原稿を書きに出ちゃうタイプで、
そのときは執筆に集中したいからルーター類は一切持ち歩かず、
ノートパソコンを完全にワープロ化してしまうので、
メールでのやりとりは在宅中にまとめて済ませ、
早くスッキリしたいのである
(ゆえに、比較的親しい関係ならLINEで仕事のやりとりをしている)。
文章に残すことによって、言質的なものを
取っておきたい気持ちはわからなくもないが……。

■(3)メールだと相手の熱量が読み取りづらい
たとえば、納品した原稿に対して、
「とても楽しく拝読させていただきました。
また、よろしくお願いいたします。」
という文面がメールで返ってきたとする。
基本、仕事で繋がっている関係なので、
この句読点のみのスクエアな文体は、
むしろ社会人として正しい。……が、
これだと先方が、本気で楽しく拝読してくれたのか、
単なる社交辞令なのかが読み取れないのである。
少なからず自意識過剰気味な性格の私としては、
クライアント様の喜怒哀楽を直接“耳”で判断したいのだ。

■(4)謝罪をするとき、その“申し訳なさ”をよりいっそう相手に伝えやすい
たとえば、仕事で致命的なミスを犯してしまったとする。…
そんなとき、メールだとどのような文面で詫びを入れたらよいのか? 
私の文章力では「本当に本当にすみませんっ!! 
<(_ _)>」あたりがせいぜいといったところだろう。
しかし、この台詞を電話片手に土下座しながら
イントネーションにメリハリを付け、
声にビブラートを加えてリフレインし続ければ、
不思議なことに土下座のビジュアルを先方に
トランスポーションできるのである。
いくら「本当に」を何度コピペしても「っ」と促音を入れても
「!」をトリプルにしても「<(_ _)>」と
可愛く顔文字で〆ても、土下座込みの肉声には
かなわないのだ。

■(5)結局、私は文章を書くのが嫌い!
ぶっちゃけた話、私は文章を書くことを生業としメシを食っているので、
本来なら原稿以外の文章は
一文字たりとも書きたくないのだ。
もちろん、女子とのプライベートな
イチャイチャメールは例外である。

当たり前だが、メールは返信のタイミングを
自分でコントロールできるのが一番の利点で、
どこに行っても無線LANが飛びまくっている昨今の環境下では、
そのほうが効率的だし、電話代も節約できるし、
若い世代やITをフルに駆使する業種に就く人たちには、
それがよりフィットするに違いない。
そして、フィットするからには私が気になる諸々のことだって、
さして気にもならないんだろう。でも、
おそらく私だけではないロートル世代が目立たないところで、
こんなストレスを抱えていることだけは、
知っておいても損はない?

(山田ゴメス)

http://www.excite.co.jp/News/column_g/20151111/Allabout_20151111_5.html


"マインドフルネス"とは

2015年11月26日 12時43分20秒 | キャリア支援
マルチタスクは古い?
ジョブズやジョーダンも愛好した瞑想は
"マインドフルネス"で実現

ヘルスプレス
2015年11月8日 23時33分 (2015年11月11日 10時12分 更新)


皿洗いが瞑想と同じ効果をもたらす! wavebreakmedia/PIXTA(ピクスタ)
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瞑想は、英語で「Meditation」という。
「薬=Medication」と言葉が似ていることからもわかるように、
古来医療としての効果もあるといわれてきた。
瞑想の効果はさまざまだ。
身体的、精神的な疲労回復、集中力の向上、
安眠効果などが代表的である。
実際にビジネスやスポーツで
成功した人々も瞑想を行っていることで有名だ。

アップルの創業者、スティーブ・ジョブズは
禅の教えに心酔し、瞑想を毎日行っていたし、
バスケットボール界の神様も言われている
マイケル・ジョーダンも
試合前の瞑想は欠かさなかったといわれている。

だが、なかなか集中できるような環境がない、
ゆっくりと行える時間がないなど、
実際に瞑想を行うとなると敬遠する人も少なくない。
そんな人におすすめなのが、
今話題の「マインドフルネス瞑想」だ。
マインドフルネスとは、日本語で
「今、この瞬間」という意味。
マインドフルネス瞑想とは、
"この瞬間に意識を集中する"というものだ。
これは、静寂な空間や座禅などを
必要としない瞑想方法だ。

皿洗いや掃除などが瞑想に!
皿洗いや掃除など、家事をしながらでも行える。
たとえば、皿を洗っている、その瞬間に意識を向けることが瞑想になる、
という考え方だ。実は、その行為に意識を集中することで、
瞑想と同じ効果があることが、
研究でも証明されている。

2015年8月、論文
「Washing Dishes to Wash the Dishes:
Brief Instruction in an Informal Mindfulness Practic」が発表された。
研究は、米フロリダ州立大学の研究チームが
51名の大学生に対して行ったものだ。
研究は、被験者を2つのグループにわけて
「皿洗い」を行ってもらった。ひとつは、
皿を洗うことに意識をフォーカスしたグループ、
もう一つのグループは、ほかのことを考えたり、
音楽を聴いたりしながら、皿洗いをした。
その結果、前者のグループには
瞑想をしたのと同じような効果があり、
ストレスレベルの低下が確認された。

この結果からもわかるように、
瞑想は難しくて考える必要はない。
今の作業に意識を集中すること、
それが瞑想になるのだ。
身構えることなく、普段からこのような習慣を身に付けることで
瞑想効果によって、生活にもメリハリがつく、
手軽ながらお勧めのメンタル・エクササイズである。

グローバル企業や世界的な著名人も「マインドフルネス瞑想」を実践
マインドフルネス瞑想については、この春に発刊された
『マインドフル・ワーク―「瞑想の脳科学」があなたの働き方を変える』
(著:デイヴィッド・ゲレス・翻訳:岩下慶一、NHK出版)が詳しい。…

瞑想の歴史や、脳波の計測などによる科学的な分析と合わせて、
アップルやグーグルなどのグローバルなトップ企業や著名人が、
どのように「マインドフルネス瞑想」を取り入れているか、
そしてどのような効果を生んでいるか、
豊富な研究結果と共に紹介されている。

米国では、従業員のメンタルヘルス、
精神性の向上に目を向ける企業は多い。
最新科学がその効果を後押しする「マインドフルネス革命」は、
その米国で流行の兆しをみせている。
日本でも、その波はくるかもしれない。

マルチタスク傾向の強い人はタスク切り替えが下手?
これまで仕事のできるビジネスパーソンは、
複数の作業を同時にこなす「マルチタスク」能力に
優れたイメージだった。ところが、最近の研究によると、
マルチタスクは生産性を損なう可能性がある
などのマイナス面が判明してきた。

英ロンドン大学精神医学学科のチームは
「Eメールや電話によって気を散らされたときの
ビジネスパーソンのIQは低下しており、
徹夜明けの数値とほぼ同等である」と発表。
また別の研究では、「生産性が最大40%下がる」
という結果もある。

そして、マルチタスクを行っているときの脳は、
全ての活動を同時に処理しているわけではなく、
ひとつのタスクから別のタスクに素早く切り替えている。
つまり、「スイッチタスク」しているというのだ。
さらに、マルチタスク傾向の強い人は、
ひとつのタスクに集中する人と比較して、
関連する情報の取捨選択が苦手なうえ、
タスクの切り替えが下手なことも指摘されているようだ。

デジタルデバイスの進化によって、
常に膨大な情報にさらされている私たちの脳。
その許容量を越えつつある今日、
ひとつのことに意識を集中する
「マインドフルネス瞑想」が評価されているのは、
その反動だろうか。

(文=編集部)

http://www.excite.co.jp/News/health/20151108/HealthPress_201511_post_2099.htmlより