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大学院生の収入実態

2015年11月24日 10時59分33秒 | キャリア支援
院生の4人に1人、
奨学金で500万円以上の借金…

返済に不安

リセマム
2015年11月9日 14時45分 (2015年11月9日 15時38分 更新)



奨学金借入者の借入総額
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全国大学院生協議会(全院協)が
大学院生の実態に関するアンケートを行った結果、
大学院生の3人に1人が週10時間以上のアルバイトに追われており、
また奨学金を借入しているうちの4人に1人が
500万円以上の借金をしていることが明らかになった。

アンケートは6月15日~9月15日に全院協が実施し、
118国公私立大学の大学院生1051人から回答を得た。
実施したアンケートでは、
大学院生全体の69.0%が何らかのアルバイトに従事しており、
そのうちの3人に1人が、
週10時間以上のアルバイトに追われていることがわかった。
一方、「研究時間は充分に確保できているか」という質問に対しては、
大学院生全体の27.5%、4人に1人以上が、
アルバイトによって研究時間が確保できていないと回答している。


アルバイトの実態


研究時間の確保は

奨学金については、利用している大学院生の50.2%が
貸与型奨学金を利用していると回答。
そのうちの49.5%が300万円以上の借入、
25.3%が500万円以上の借入をしており、
10人に1人以上の12.6%が、
700万円以上の借入をしていることがわかった。
1000万円以上の借入をしている大学院生も2.6%おり、
大学院生の借金の重さが伺える。

また授業料・研究費・生活費などを、
おもにどのようなお金で負担しているかというアンケートでは、
研究費、生活費を「アルバイト」で負担している
という回答数が「奨学金」の回答数を上回っていた。
これは、アルバイトに研究時間を削られてでも、
奨学金による借金を避けていることを示しているという。

奨学金返済への不安についてのアンケートでは、
84.6%が返済への不安について
「かなりある」または「多少ある」と回答。
これは過去のアンケートと比較して、
もっとも大きい数値だという。
返済への不安についての数値は、
学年があがるほど、また借入額が高額なほど大きく、
多くの大学院生が、社会に出る前に
大きな借金を背負うことの、
心理的負担の重さを示す結果となった。


全院協は、アンケートで明らかになった大学院生の声や実態をもとに、
12月4日に国会要請を行うという。

http://www.excite.co.jp/News/society_g/20151109/Resemom_27829.htmlより