大学の授業にかかわる話題

授業日誌・キャリア・学びのスキルについて

6月15日(月)の授業

2015年06月15日 19時51分22秒 | SIUの授業
グローバルビジネスと経営

本日は、これまでの授業の振り返りをしました。
SPAとは小売業と製造業の一体化ですが、
「ニトリ」が旭川の木工会社「マルミツ木工」を買収することで、
SPA進出のきっかけとなったと思われます。
じゅぎょうでも強調したのは、当時(1980年代)は、
SPAというマーケティング用語は、いまほど一般的ではありませんが、
記事を読む限りこのことは明らかです。
この買収をきっかけに同社発展となったとあります。


写真:ニトリ

SPAとは、もともとアパレル業界から出た概念です。
世界的なファストファッション大手のインディテックス(「zara」の親会社)と、
H&Mについての検討です。
本日はH&Mの2014年決算資料より、ヨーロッパのVATについて考えました。
同社の決算書には、総売上高とVAT差引後の純売上高が明示されています。
そこから計算したVATの税率は、16.4%と計算できました。
どうでしょう高税率ということがわかりますね。
そのほか、利益率を計算したりもしました。


写真:H&M(日本では旗艦店の銀座店)

授業の後半は、ビジネス検定の模擬問題を解いてみました。
それを提出してもらい本日の講義は終えました。
本日は24名の出席でした。

就活は「優良な中小企業」を狙え

2015年06月15日 00時04分51秒 | キャリア支援
就活は大企業より「優良な中小企業」を狙え!
身近な情報の中に運命の企業がある

05月28日 17:00
東洋経済オンライン


中小企業の研究法とは?(撮影:Starting Over / PIXTA)
(東洋経済オンライン)


「大企業の情報はたくさんあるので研究しやすいが、
中小企業について調べる時に何を見ればいいのかわからない」
という声をよく聞きます。そこで、
今回は中小企業の研究法について取り上げます。

中小企業を集めた合同企業説明会とは?
公益財団法人の東京しごと財団が運営する「東京しごとセンター」は、
学生の中小企業への就職をサポートしています。
大学のキャリアセンターと同じような機能があるのです。

「東京しごとセンター」では中小企業を集めた合同企業説明会を開催しています。
大手の就職サイトには掲載されていないものの、
新卒採用には積極的な企業が参加します。
また、中小企業の社員を招いた職種勉強会で、
実際の仕事の様子を知ることもできます。
さらに、職場訪問などのイベントを開催しています。

企業情報コーナーには同センターの担当者が
企業に直接ヒアリングして集めたレポートも用意されています。
コーナーにはアドバイザーが常駐しているので
企業内容について質問することも可能です。

さらに、同センターは就活の進め方や応募書類の書き方、
SPI筆記試験対策などのセミナーを開催しています。
面接対策セミナーでは、ビデオ撮影による面接練習まで行っています。
最近は、大学のキャリアセンターでも
模擬面接をするのは珍しくありませんが、
ビデオ撮影まで行うケースはほとんどありません。

そのほか、就活生は情報検索や
エントリーシート作成のために
同センターのパソコンを使用できますので、
就活中の中継基地として活用してはいかがでしょうか。
困ったことがあれば、カウンセラーに相談することもできます。

中小企業の任意団体である中小企業家同友会が
中小企業専門の採用サイト「ジョブウェイ」を運営しています。
企業情報が掲載されているだけでなく、
サイトからエントリーすることもできます。

さらに個別企業の情報提供だけでなく、
全国で合同企業説明会を開催しています。
U・Iターン就職を目指しているならば、
希望地で開催されるジョブウェイ主催の
合同企業説明会に出席するといいでしょう。

東京都の産業労働局では技術力のある中小メーカーを
「世界に誇る東京のモノづくり 輝く技術 光る企業」として
発表しています。ここにリストアップされている企業は
東京都のお墨付き優良企業と言えます。
東京都産業労働局のHPで社名と企業内容を調べることができます。
漫画や動画で企業内容が紹介されている場合もありますので、
楽しみながら気楽に企業研究することが可能です。

さらに、東京都産業労働局では、学生が企業訪問し、
生産現場を見学し、企業の人たちと交流する
「体験ツァー」も実施しています。
こうしたツァーでは社長から直接話を聞くことができるので、
企業研究が深まるのではないでしょうか。

ベンチャーキャピタルの視点で企業を見る
ベンチャーキャピタルが投資している企業に
エントリーするという方法もあります。
ベンチャーキャピタルは、未上場企業に投資し、
投資した企業を上場させることで収益を得ています。
ベンチャーキャピタルが投資するということは、
成長が見込めるということです。
となれば、ベンチャー企業が投資対象にしている企業は、
就職するのにいい企業である可能性が高いと言えます。

すべてのベンチャーキャピタルが投資先企業を
公開しているわけではありませんが、
政府系の東京中小企業投資育成、
大阪中小企業投資育成、
名古屋中小企業投資育成は公開しています。
各ベンチャーキャピタルのHPで簡単にチェックできます。

書籍では、弊社が年1回発行している
『就職四季報 優良・中堅企業版』がお勧め。
最新の2016年版には4,469社の情報が掲載されています。
中堅企業の定義はいろいろですが、
売上高1,000億円を下回る企業の中から厳選した4,469社です。

注目の1959社は業界ごとに、それ以外の2510社は地域ごとに
掲載されています。U・Iターン就職を希望する就活生や
地方在住の就活生にも便利な構成になっています。

『就職四季報 優良・中堅企業版』のページを見ると
左上に業界が記されています。
学生は中堅・中小企業の名前をよく知らないでしょうから、
業界を絞ってから企業を探すと効率的です。

大企業=上場企業ではない
また、上場区分に注目して下さい。大企業=上場企業ではありませんし、
中小企業=非上場企業でもありません。
大企業か中小企業かというのは規模の問題であって、
上場の有無とは関係ありません。
上場しているならば、中小企業であっても
上場審査基準をクリアした企業です。
規模は大きくなくても優良企業である可能性があります。
誌面上で「株式公開いずれしたい」と回答している企業は
上場に向けて体制を徐々に整えているので、
将来性の高い企業です。

今年は採用スケジュールが後ろ倒しになりましたが、
早い段階から内定を出す企業は多く、
5月1日時点での内定率は20.7%に達します
(リクルートキャリア調べ)。
複数の内定を持つ学生もいるので、
焦りを感じる学生は少なくないようです。

しかし、友人の状況を気にしても何も始まりません。
日本には新卒採用に積極的な優良中小企業がたくさんあります。
今回紹介した方法でじっくりと自分に合った企業を見つけて下さい。

http://news.goo.ne.jp/article/toyokeizai/bizskills/toyokeizai-71220.html