どこかのだれかの日記

主に岡山と兵庫の鉱山や廃墟、遺構、坑道探索と雑記。

琢美鉱山 その2

2021-03-02 18:16:21 | 鉱物採集 兵庫
鉱山跡に辿り着いたので上部へ進んでいきます。


公害対策の水路はギリギリ原型をとどめている状態。
ズリの土留めは崩落。


1段目の平地は露頭がある以外特に見栄えはしない。
先人の割り跡があったくらい。


ズリ広場の横にもキッチリ側溝入れてあります。


2段目の平地には水平坑があったらしいが、既に土砂で埋もれてしまっている。


3段目の平地が一番上になる。
ズリ捨て場から坑道までは軌道跡。
軌道の先は窪みでこれが水平坑跡だろう。


3段目平地の真ん中には窪みが有るが、これ下部の坑道の埋没だろうか。


3段目のズリや坑道裏には粘土脈が多数入っている。
またデュモルチェも多数確認できたが、粘土質の中にありかなり採集しにくい。


この粘土脈に硫砒鉄鉱・黄鉄鉱・デュモルチェが多数確認できた。
帰宅後粘土を洗い流したら、硫砒の綺麗な自結晶したものが多数確認できた。
デュモルチェは粘土脈の中にある鉱石として固まっている部分にも入っていたのでそちらを採集するといいと思う。
デュモルチェを粘土状態で持ち帰るのは至難の業だ。
ズリを割って採集するのもいいが、折角脈があるのでそちらからお持ち帰りする方が質のいいものを選べるだろう。


この平地に竪坑や選鉱場があったのだろうか?
何も無いので不明だ。




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