どこかのだれかの日記

主に岡山と兵庫の鉱山や廃墟、遺構、坑道探索と雑記。

大立鉱山 内匠坑 その2

2017-09-18 20:51:12 | 鉱物採集 兵庫
台風明けに早速内匠坑の探索行きました!
今回の調査の目的は、後日アミーゴと大立鉱山の探索に来るため事前に位置をある程度確定させる為。
アミーゴと来る際には超ハードですが、頂上部の大山2坑1坑付近の確認、できれば大身坑、その後内匠を降りてくる予定にしている。


謎のコンクリート構造の上にダッボダボ水流れております。
ここに来るまでに既に土砂崩れのパラダイスでした。


むおお?・・・ん・・?え?
なんか地形変わってるな。
この辺りはそこそこのサイズの捨石がゴロゴロしてたはず。
確か小さなズリは上部の方にあったよーな・・


なんやこれ、どえらいことなっとるがなwww
つーかこの前とズリが全く別物ですやんw
この図みてピーンと来たあなたは感が鋭いです。


ズリの下の方にあった鉱石で大きな物は川で流されずに残っていました。
紫石英ちゃんも色が濃いものは、少しだけ確保しておきます。
じっくりと眺つつ登って雑銀鉱など確保。
最近銀の判別がそこそこできる様になって来て採集が楽しい。

そういえば、ここのズリも大立通洞前と同じく不毛な石英の物が大半です。
個人的な主観で申し訳ないですが、この辺りの鉱石で銀黒や銀を含む物は色が黒ではなく黒に近いネズミ色が多い。
金山によくある縞状の物は、こちら側ではあまりでなくて頂上付近では出たとの記載もあるので間違いなさそうです。

この後、多分匠2坑だと思われる露頭?部分まで移動。
この間はこの広場より上には登らなかったため、今回はこの上がメイン目的の為登って行く。


穴と坑道の埋没跡がどんどんでてくる。
ここで土砂に埋もれた縦坑出現。
石投げ込んでみると8秒ほど音が鳴る。
坑図から推測するにこれは、内匠1から2への接続坑であると思われる。
崩れた縦坑の近くはあまり近寄らない方がよい為さっさと逃げる。


わぁ縦掘りだ、ここでは初めてみたかも。
掘り跡が向かう先は下部にある坑道と同じ向きだが、このサイズは旧坑の可能性が高い。



今度は砂に埋もれた坑道。
位置的には匠1坑の上部であり、幅も狭く奥行きも少ないことから先ほどと同じように旧坑の一部だと思われる。


広場のサイズ、石垣、側の埋没跡からするにこれが坑図に記載のある旧坑で大山2坑の一部と接続されていた坑口だろうか?
この上部にズリがまだ落ちてきていて、更に上に目視できる広場があり、そちらが上記の場所かも。
と言うか、なんか頂上が少し見えていたw
ここに来る前に違う場所を調べた後で既に時間も押している為帰路につく。


やばそうなキノコだったので写真撮ってしまったw


ふと崖の途中を見るとこんな所にも試掘跡が・・
この穴は手が入るくらいですぜ?w
間違いねぇ旧坑だ!

後日UP予定の大立鉱山3部お楽しみに!