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『エリック・クラプトン 12小節の人生』

2018年11月29日 | 映画(あ行)
『エリック・クラプトン 12小節の人生』(原題:Eric Clapton: Life in 12 Bars)
監督:リリ・フィニー・ザナック

勤労感謝の日。
午後にMOVIXあまがさきでおこなわれる爆音映画祭を予約済み。
それまでに1本、頑張れば2本観られなくもない。
2本観るには朝6:55に家を出て大阪駅へ向かわないと。
休日に仕事に行く日より早く出かけるなんてと思いつつも、目が覚めてしまう。
大阪ステーションシティシネマにて7:50上映開始の本作を。

クイーン同様、エリック・クラプトンについてもそんなには知りません。
有名な曲を知っている程度で、ファンとは言えない。
それでも心に残る曲はいくつかあります。
7:50から映画を上映していることも驚きですが、
こんな朝も早くから劇場へ足を運ぶ奴なんておるんか?
いましたねぇ、30人ぐらい。オッサンばっかり(笑)。

クイーンのフレディ・マーキュリーが史上最高のリードボーカリストと評されるならば、
エリック・クラプトンはローリング・ストーン誌が選出する、
「最も偉大な100人のギタリスト」の第2位。
第1位はジミ・ヘンドリックスなのだそうです。

本作はクラプトンの人生を綴るドキュメンタリー。
『ボヘミアン・ラプソディ』に比べるとかなり地味で、
私程度にしかクラプトンを知らずに観に行くと睡魔に襲われる箇所も。(^^;
もっとクラプトンの曲がバンバンかかっていたら眠らなかったかも。

それでも面白いと思える作品であったことは間違いありません。
なにしろ私は知らないことばかり。
実姉だと思っていた人が母親だったとか、その生い立ちからして衝撃的。

美形だったんですねぇ。でもずっと変人呼ばわりされていた少年時代。
そんな彼を救ったのが音楽、そしてギター。

親友だったジョージ・ハリスンの妻に恋して、実らせて結婚。
しかし別の女性との間に女児をもうけ、
また別の女性との間に生まれた男児を目の中に入れても痛くないほど可愛がり、
そのおかげでアルコール依存症からも脱却。
なのに、幼い息子は高層ホテルから転落死して、また周囲が心配するなか、
亡くなってから届いた息子の葉書が酒への逃避を思いとどまらせたとのこと。
このとき書き上げた曲が“Tears in Heaven”。心に突き刺さりました。

「天に召されるとき、最期に君の声を聴きたい」。
偉大なミュージシャンからそんな言葉を贈られるクラプトン。
まだまだギターを弾き続けてくれますよね?

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