夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『ザ・ロイヤル・テネンバウムス』

2003年04月06日 | 映画(さ行)
『ザ・ロイヤル・テネンバウムス』(原題:The Royal Tenenbaums)
監督:ウェス・アンダーソン
出演:ジーン・ハックマン,アンジェリカ・ヒューストン,
   ベン・スティラー,グウィネス・パルトロウ,ルーク・ウィルソン他

テネンバウムス家はロイヤルとその妻エセル、
長男チャス、長女で養女のマーゴ、次男のリッチーの5人家族。

ろくでなしの父親ロイヤルが家を飛び出してから、
母親のエセルは子どもたちに英才教育をほどこし、
チャスは幼いころにすでにビジネスで成功。
マーゴは劇作家としてデビュー。
リッチーはテニスプレイヤーとして活躍。

家を出て以来、20年以上ホテル暮らしで浪費し、
退居を命じられたロイヤルは、ある日、テネンバウムス家の執事から、
会計士にプロポーズされたエセルが心を動かしているとの情報を得る。

自分から家を出たとはいえ、エセルをほかの男にとられたくないロイヤルは、
「末期癌に冒されたので、残りの人生を家族とともに送りたい」とウソをつき、
再びテネンバウムス家に転がり込む。

もとの5人に戻ったテネンバウムス家。
ここに会計士も加わって、奇妙な生活が始まる。

劇場公開時にどうしても観たかった1本。
それほど予告編が秀逸でした。
期待しすぎて観た分、物足りなかったところもあるけれど、
それでもなかなか楽しめました。

いちばんおかしかったのは、
飛行機事故で妻を亡くして以来、自分も子どもも常にジャージを着用し、
避難訓練に明け暮れるチャス親子。
通常は赤のジャージを着ているのに、お葬式のさいには黒のジャージでした。

やってる当人たちは大真面目、
でもハタから見るとめちゃめちゃおかしい、
それが詰まりまくった映画です。

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