『五日物語 3つの王国と3人の女』(原題:Il Racconto dei Racconti)
監督:マッテオ・ガローネ
出演:サルマ・ハエック,ヴァンサン・カッセル,トビー・ジョーンズ,シャーリー・ヘンダーソン,
ヘイレー・カーマイケル,ビビー・ケイヴ,ステイシー・マーティン,ジョン・C・ライリー他
1年365日ほぼ毎朝おなかがスッキリな状態なので、
おなかをこわして出先でピンチなんてことはまずありません。
しかし前日食べ過ぎたのか飲み過ぎたのか、この日はおなかがゴロゴロ。
大阪ステーションシティシネマで8:40開映の本作を観るつもりが、
このままじゃ行けないかもと不安になるおなか具合。
それでも5回トイレに行ったらなんとなく大丈夫な模様。
「間に合うから行ってくる~」とキワキワの時間に家を飛び出しました。
イタリア/フランス作品。
『ゴモラ』(2008)や『リアリティー』(2012)のマッテオ・ガローネ監督が、
17世紀初頭に書かれた世界最初のおとぎ話『ペンタメローネ 五日物語』を映画化。
ノーマークのダークファンダジーでしたが、めちゃめちゃ面白かったです。
ただし、PG12だけあって、グロいシーンわりとあり。
3つの国が君臨する世界。
1つめの国、ロングトレリス国には不妊に悩む女王(サルマ・ハエック)がいた。
あるとき、魔法使いがやってきて、必ず妊娠する方法があると言う。
海の怪物を仕留め、その心臓を生娘たったひとりで料理させたものを食するべしと。
王(ジョン・C・ライリー)は海に潜り、自らの命と引き換えに海の怪物を仕留める。
使用人である生娘がひとり台所で煮込んだ怪物の心臓を食すや女王は妊娠。
しかしその生娘も料理のさいちゅうに妊娠する。
同じ日に生まれた男児ふたりはそれぞれエリアスとジョナと名付けられるが、
女王はふたりが会うことを固く禁じる。
2つめの国、ストロングクリフ国の王には老姉妹が暮らしている。
その外見からは想像できないほど可愛らしく美しい声を持つ姉妹。
ある日、姉のドーラが口ずさむ歌を、好色な王(ヴァンサン・カッセル)が偶然耳にする。
その歌声から若い美人女性だと思い込んだ王は、
なんとかドーラと床をともにしようとさまざまな贈り物を寄越してくる。
貧しい暮らしから抜け出すチャンスを逃したくなくて、
ドーラは灯りを点けないでいてくれるならば王の床に参りますと答える。
みごと成功したかに思えたが、ドーラの寝顔を見た王はびっくり仰天、ドーラを窓から放り出す。
3つめの国、ハイヒルズ国の王には穢れなき王女(ビビー・ケイヴ)。
女王は自分を産んだときに命を落とし、肉親は王(トビー・ジョーンズ)のみ。
年頃になったというのに王はちっとも殿方に会わせてくれず、
早く城から出て大人の素敵な男性と結婚したいと考える王女。
やっと王が花婿候補を連れてきてくれたかと思いきや、
あるゲームの勝者が王女と結婚する権利を得るのだと言う。
勝ったのは世にも醜く恐ろしい男だったが、嘘つきと言われたくない王は王女を差し出す。
どの話も非常に面白いです。
オチは書きませんが、1つめは物悲しく、2つめは凄惨でホラー並みのシーンも。
3つめも凄絶だったけれど、最後はハッピーエンドと言ってもよいかと。
一応どの辺りがグロいかとお知らせしておきますと、
自ら所望して皮を剥がれた女性が血まみれで歩くシーンと、
巨大化した蚤(ノミ)が出てきます。ドン引き(笑)。
監督はイタリア人とのことですが、どこかスペイン語かポルトガル語圏風。
こういうダークなおとぎ話、大歓迎。
劇場で観てよかったと思う作品です。DVDではつまらない。
監督:マッテオ・ガローネ
出演:サルマ・ハエック,ヴァンサン・カッセル,トビー・ジョーンズ,シャーリー・ヘンダーソン,
ヘイレー・カーマイケル,ビビー・ケイヴ,ステイシー・マーティン,ジョン・C・ライリー他
1年365日ほぼ毎朝おなかがスッキリな状態なので、
おなかをこわして出先でピンチなんてことはまずありません。
しかし前日食べ過ぎたのか飲み過ぎたのか、この日はおなかがゴロゴロ。
大阪ステーションシティシネマで8:40開映の本作を観るつもりが、
このままじゃ行けないかもと不安になるおなか具合。
それでも5回トイレに行ったらなんとなく大丈夫な模様。
「間に合うから行ってくる~」とキワキワの時間に家を飛び出しました。
イタリア/フランス作品。
『ゴモラ』(2008)や『リアリティー』(2012)のマッテオ・ガローネ監督が、
17世紀初頭に書かれた世界最初のおとぎ話『ペンタメローネ 五日物語』を映画化。
ノーマークのダークファンダジーでしたが、めちゃめちゃ面白かったです。
ただし、PG12だけあって、グロいシーンわりとあり。
3つの国が君臨する世界。
1つめの国、ロングトレリス国には不妊に悩む女王(サルマ・ハエック)がいた。
あるとき、魔法使いがやってきて、必ず妊娠する方法があると言う。
海の怪物を仕留め、その心臓を生娘たったひとりで料理させたものを食するべしと。
王(ジョン・C・ライリー)は海に潜り、自らの命と引き換えに海の怪物を仕留める。
使用人である生娘がひとり台所で煮込んだ怪物の心臓を食すや女王は妊娠。
しかしその生娘も料理のさいちゅうに妊娠する。
同じ日に生まれた男児ふたりはそれぞれエリアスとジョナと名付けられるが、
女王はふたりが会うことを固く禁じる。
2つめの国、ストロングクリフ国の王には老姉妹が暮らしている。
その外見からは想像できないほど可愛らしく美しい声を持つ姉妹。
ある日、姉のドーラが口ずさむ歌を、好色な王(ヴァンサン・カッセル)が偶然耳にする。
その歌声から若い美人女性だと思い込んだ王は、
なんとかドーラと床をともにしようとさまざまな贈り物を寄越してくる。
貧しい暮らしから抜け出すチャンスを逃したくなくて、
ドーラは灯りを点けないでいてくれるならば王の床に参りますと答える。
みごと成功したかに思えたが、ドーラの寝顔を見た王はびっくり仰天、ドーラを窓から放り出す。
3つめの国、ハイヒルズ国の王には穢れなき王女(ビビー・ケイヴ)。
女王は自分を産んだときに命を落とし、肉親は王(トビー・ジョーンズ)のみ。
年頃になったというのに王はちっとも殿方に会わせてくれず、
早く城から出て大人の素敵な男性と結婚したいと考える王女。
やっと王が花婿候補を連れてきてくれたかと思いきや、
あるゲームの勝者が王女と結婚する権利を得るのだと言う。
勝ったのは世にも醜く恐ろしい男だったが、嘘つきと言われたくない王は王女を差し出す。
どの話も非常に面白いです。
オチは書きませんが、1つめは物悲しく、2つめは凄惨でホラー並みのシーンも。
3つめも凄絶だったけれど、最後はハッピーエンドと言ってもよいかと。
一応どの辺りがグロいかとお知らせしておきますと、
自ら所望して皮を剥がれた女性が血まみれで歩くシーンと、
巨大化した蚤(ノミ)が出てきます。ドン引き(笑)。
監督はイタリア人とのことですが、どこかスペイン語かポルトガル語圏風。
こういうダークなおとぎ話、大歓迎。
劇場で観てよかったと思う作品です。DVDではつまらない。