全米の映画館オーナーやバイヤーの投票によって決められる、
興行収入に貢献した俳優のランキング「マネーメイキングスター・トップ10」。
2009年の1位に輝いたサンドラ・ブロック。
彼女の主演作2本。どちらもレンタル新作です。
1本目は、『ウルトラI LOVE YOU!』(2009)。
原題は往年の名作“All About Eve(イヴの総て)”をもじった“All About Steve”。
新聞のクロスワードパズル作家で、四十路のメアリー。
両親が用意した見合い相手に、気乗りはしないが会うことに。
ところが、現れたTVカメラマンのスティーヴを見て、メアリーの体に電撃が走る。
以来、メアリーの頭の中はスティーヴ一色になり過ぎて、新聞社をクビに。
しかし、ヒマになったのも神のお告げとばかりに、
ロケ先までスティーヴを追いかけることに。大迷惑のスティーヴは……。
マネーメイキングスター1位でありながら、本作は散散な言われよう。
最低映画を選ぶゴールデンラズベリー賞で、最低主演女優賞を受賞。
この不名誉な授賞式には、受賞者は出席しないのが普通ですが、
彼女はしっかり出席して本作のDVDを配ると、ちゃんと見てねとスピーチ。
この辺りも愛される理由なのでしょうね。私も彼女が大好きです。
で、酷い作品を想像していたところ、
確かに彼女のぶっ飛び具合には引くものの、
いつもどおり、彼女から元気を貰えました。
2本目は、『しあわせの隠れ場所』(2009)。
夫、娘、息子に囲まれて裕福な家庭に暮らすリー・アン。
真冬の凍てつくような寒さの日、家族と出かけていた彼女は、
Tシャツ姿でとぼとぼと歩く巨漢の黒人少年が気になり、声をかける。
リー・アンは、ホームレス同然だったその少年を連れ帰り、
やがて、自分たちの家族として受け入れる決意をするのだが……。
この家族との出会いによって人生が変わり、
のちにNFLデビューを飾ったマイケル・オアー選手の実話に基づいています。
サンドラ・ブロックは、本作にてアカデミー賞の主演女優賞を受賞。
同じ年にゴールデンラズベリー賞とアカデミー賞を受賞した俳優は
彼女が初めてだそうです。
白人の優越感を満たすに過ぎない作品であるとの評もありましたが、
私は本作を観て、伊坂幸太郎の『砂漠』を思い出しました。
「目の前で困っている人がいたら、助ければいい」。
伊坂幸太郎の著作で、『砂漠』がいちばん好きです。
映画と本が心の中でリンクすることの多い今日この頃。
興行収入に貢献した俳優のランキング「マネーメイキングスター・トップ10」。
2009年の1位に輝いたサンドラ・ブロック。
彼女の主演作2本。どちらもレンタル新作です。
1本目は、『ウルトラI LOVE YOU!』(2009)。
原題は往年の名作“All About Eve(イヴの総て)”をもじった“All About Steve”。
新聞のクロスワードパズル作家で、四十路のメアリー。
両親が用意した見合い相手に、気乗りはしないが会うことに。
ところが、現れたTVカメラマンのスティーヴを見て、メアリーの体に電撃が走る。
以来、メアリーの頭の中はスティーヴ一色になり過ぎて、新聞社をクビに。
しかし、ヒマになったのも神のお告げとばかりに、
ロケ先までスティーヴを追いかけることに。大迷惑のスティーヴは……。
マネーメイキングスター1位でありながら、本作は散散な言われよう。
最低映画を選ぶゴールデンラズベリー賞で、最低主演女優賞を受賞。
この不名誉な授賞式には、受賞者は出席しないのが普通ですが、
彼女はしっかり出席して本作のDVDを配ると、ちゃんと見てねとスピーチ。
この辺りも愛される理由なのでしょうね。私も彼女が大好きです。
で、酷い作品を想像していたところ、
確かに彼女のぶっ飛び具合には引くものの、
いつもどおり、彼女から元気を貰えました。
2本目は、『しあわせの隠れ場所』(2009)。
夫、娘、息子に囲まれて裕福な家庭に暮らすリー・アン。
真冬の凍てつくような寒さの日、家族と出かけていた彼女は、
Tシャツ姿でとぼとぼと歩く巨漢の黒人少年が気になり、声をかける。
リー・アンは、ホームレス同然だったその少年を連れ帰り、
やがて、自分たちの家族として受け入れる決意をするのだが……。
この家族との出会いによって人生が変わり、
のちにNFLデビューを飾ったマイケル・オアー選手の実話に基づいています。
サンドラ・ブロックは、本作にてアカデミー賞の主演女優賞を受賞。
同じ年にゴールデンラズベリー賞とアカデミー賞を受賞した俳優は
彼女が初めてだそうです。
白人の優越感を満たすに過ぎない作品であるとの評もありましたが、
私は本作を観て、伊坂幸太郎の『砂漠』を思い出しました。
「目の前で困っている人がいたら、助ければいい」。
伊坂幸太郎の著作で、『砂漠』がいちばん好きです。
映画と本が心の中でリンクすることの多い今日この頃。