夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

今年観た映画50音順〈あ行〉

2008年12月01日 | 映画(あ行)
12月の半ばにコレを始めると、
いつも急がなければ年内完結が危うくなるので、
今年は早めに始めます。

思いついた順に、五十音順に1本ずつだけ。
なるべく今年封切orレンタル開始で、書かなかった作品を。
ネタバレ御免。

《あ》
『明日、君がいない』(原題:2:37)
冒頭、時計の針が午後2時37分を指し、高校の一室で誰かが自殺を図る。
その後、同性愛、近親相姦、尿道に欠陥のある者など、
それぞれに根深い悩みを抱える高校生6人が、
ドキュメンタリー風にインタビューを受ける形で登場し、
観るにつれて、彼らのうちの1人が自殺したのだということがわかる。
あまりの衝撃にしばらく何も手につかなくなりますが、お薦め。
友人を自殺で失ったオーストラリア出身の監督が、
19歳にして製作を開始した作品。脱帽。

《い》
『インランド・エンパイア』(原題:Inland Empire)
町の有力者の妻で女優のニッキーは、新作映画の主演に抜擢される。
ところが、その新作映画とは、曰くつきの映画のリメイクで、
撮影開始後、夢かうつつか判断できない事態が次々と起こる。
デヴィッド・リンチ監督といえば不条理ワールド。
その説明不可能な不条理ワールドにハマるのが好き。
裕木奈江がはたして必要だったのかがいちばん謎。

《う》
『ウォーター・ホース』(原題:The Water Horse: Legend of the Deep)
ネス湖の近くに住む少年が奇妙な卵を発見。
やがて生まれてきたのは今までに見たこともない恐竜もどき。
少年はそれにクルーソーと名付けて可愛がるのだが……。
ネッシー伝説を信じたくなるファンタジー。
子どもの頃に聴いたネッシーの歌が頭の中でまわります。
♪ネッシー、ネッシー、ネッシー、会いたいけれど、
出てきちゃ駄目よ、私のネッシー♪っていうやつ。

《え》
『エディット・ピアフ 愛の讃歌』(原題:La Môme)
シャンソン歌手、エディット・ピアフの伝記ドラマ。すごい見応え。
彼女の波瀾万丈の生涯を観ると、
『愛の讃歌』や『バラ色の人生』がより素晴らしい歌に感じられます。

《お》
『大いなる陰謀』(原題:Lions for Lambs)
将来の大統領候補である上院議員が、
旧知の女性ジャーナリストを呼びつけて、対テロ戦争作戦について語る。
独占スクープさせてやろうというわけだが、
胡散臭さを感じた彼女は、真相を突き止めることを決意。
監督ロバート・レッドフォード、
トム・クルーズとメリル・ストリープ共演といわれたら、
それだけで観なあかんような気が。
ダラダラ長い作品が多いなか、90分にまとめた点が立派。

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