Vol.86【 V to C? そうだったらいいのにな~ その4 車内放送 】
「The next station is shibuya,
Passengers changing to the Yamanote line, please transfer at the station」
電車内で流れる英語の放送
この場合だと、shibuya の後、 Passengers changing・・・
全部暗記してる通勤利用者の方
けっこういると思うのですが、いかがでしょう?
TOEIC対策で
10年位前に使った短文を聞きながら単語を覚える Duo という教材、
いまだに、いくつか文をまるごと暗記しています。
(覚えている文が、日常ぜんぜん使わない内容なのが残念ですが・・・)
何気な~く聞いているだけでも、刷り込まれている状態に
改めてびっくりしました。
この、何気なく聞いている(聞こえている)けど、
しっかり聴いてはいないモノ、見つけてしまいました!
「〇〇歯科医院においでの方は○○○でお降りになると便利です。」
「・・・でお馴染み、信頼の実績の〇〇前でございます」
「○○市からのお知らせです。振込詐欺と思ったら・・・」
そう、
バス車内放送(広告)です!
最近、週末にバスに乗る機会が増えたので
小さい頃から気になっていた(特有のイントネーションと全然知らないお店の紹介が特に)、
車内広告、ちょっと調べてみました。
某広告会社のサイトを見ると、
年間放送料は、停留所のランクで違うんです!(知らなかったー)
街中や利用者が多い所は放送回数が多くなるので料金が高い設定です。
例えば、年間契約50万円の停留所
1系統のバスが1日30便としたら 行きと帰りで60回
60×365日=21,900回
1放送あたり、23円!の広告なんですね!
TVやラジオ、スマホ、SNS、メルマガなど、
個人が視聴先/利用先を選択する媒体と違って、
車内というクローズド&移動中&地域密着という ぎゅっと詰まった空間、
お客様がほとんどが聞こえる環境にいるわけです。
(ヘッドフォンをしている人等は除きますが)
人気路線の通勤時間帯なら、
車内50人として 1人あたりの到達コスト0.46円!
ちゃんと聴いているかは別として、
0.46円で1人1人に音としては認識させているわけです。
これは使い方次第で、
非常にコストパフォーマンスの高い素晴らしいプロモーションツールに化ける
可能性を秘めいていると思うのですよ!
今日は、
超不定期連載シリーズ 「そうだったらいいのにな~ その4 車内放送」
を考えてみましょう!
バスの車内放送といえば、
落ち着いた女性のアナウンス ですが、
上述した通り、内容が企業名を言うだけや、市から県警からのお知らせ等
ということもあり、残念ながら注目度が低い。
でも、皆さん 音としては聞こえいるのです。
だって、「次は〇〇前」 という部分で、
降りる停留所の確認してますよね?
ということは、
今日は、「!!!」っと聴き入ってしまう
もう1回言ってっと思ってしまう
直ぐにお店をスマホで検索したい
聞こえる から 聴こえる(聴いてしまうよな)
車内放送にしてみましょう。
本日のあったらいいなは、
3つのChangeで考えてみましょう!
1.内容をChange
店名や医院名だけを言ったり、
実績や効果を短いコピーで付けた表現より、
せっかく 街を走る抜ける路線バスなので
地元色全面+具体的+興味の湧く表現にして
聴こえる →スマホ検索 →降りたらお店に行きたい を増やしてみましょう
こんな感じで
「朝3時から この道50年の職人 田中さんが手間暇かけてつくる
究極の味 武蔵豆腐店はこちらです」
「お店の裏が畑です 今朝収穫した食べごろ野菜だけを毎日売り切る店
完売したら閉店の 武蔵青果はこちらです」
「揚げ物一筋80年、毎日完売のコロッケは夕方4時と6時の限定100個
〇〇降りて10秒 揚げたての武蔵惣菜です」
「おかげさまで、〇〇市内調剤薬局で 来店者数3年連続1位
御一人御一人 大切に処方させて頂きます 〇〇薬局前です」
2.人をChange
落ち着いた声の放送もいいのですが、聞き慣れすぎているので、
訴求力を高めてみましょう!
ローソンやTSUTAYAの店内放送の様に、
DJやアナウンサー風の話し方、どうでしょう。
FMラジオのCMのように臨場感をたっぷりに伝える感じで。
もちろん音質もFMレベルに
停留所ごとに男性と女性が交互に紹介したり、かけあい、ハモリもあって
スポンサー企業にフィットする 子供やお年寄りの声もグーですね。
その街にゆかりある有名人やスポーツ選手が
ボランティア価格で車内アナウンスの音声を担当したり(これは言われる企業も嬉しい)
お知らせ系なら、
市長、区長、町長、商店街会長、警察署長が直々に話したり
そして、
最も効果の有りそうなのが、
運転手さんのライブ放送!
飛行機に乗ると、
「機長です。本日もご搭乗ありがとうございます。
まもなく左の窓から富士山が素晴らしい姿で見えます」
と話してくれることがありますよね。
アメリカのサウスウエスト航空、機長がユーモアあふれる話をします。
「みなさま、喫煙できる場所は翼の上だけでございます。
そこで火をつけられれば喫煙可能でございます」
伝説の機内放送は沢山あるようです。
お客様を和ませる役割があるのかもしれませんね。
バスでも、(安全運航が第一なので)
例えば、始発出発時と、終点前の放送に限って
運転手さんがライブ放送で宣伝してくれるサービスがあったら温かいです。
「本日もありがとうございます。花粉症の季節ですね。
駅前の〇〇医院はオススメです。先週 私も通って症状が良くなりました」
「ご乗車ありがとうございました。終点近くにある、居酒屋さん
私の友人のお店なのですが、今日は最高の鮪が入ったそうです。
バスで聞いた 大盛りにしてくれますよ」
新幹線や電車の運転手アナウンスにも沢山のヒントで使えそうです。
3.放送を褒送にChange
広告以外の価値も足してみましょう。
特別放送枠を一般の方に開放!
誕生日、母の日父の日、結婚記念日、卒業式の日
オリジナルメッセージが車内に響くんです。
終点に止まりかけているバス
「本日はご乗車ありがとうございました。
乗客の〇〇さん、お誕生日おめでとうございます。
素晴らしい1年になるといいですね。
お父様お母様からのメッセージプレゼントです」
駅行きのバスに停留所から乗ってきたサラリーマン
「ご乗車ありがとうございます。〇〇様、長年の勤務お疲れ様でした。
最後のご出勤日、気を付けて行ってらっしゃいませ。
息子さんからのメッセージプレゼントです。
そして私共のバスも長年ご利用頂きありがとうございました。」
運転手さんが、サプライズ放送!
毎日の運転もワクワク感アップに繋がります。
見てみたいな~ そんな車内
☆今日のヒント☆
「聞こえる → 聴こえる ようになる工夫を考えてみよう」
スタバー、マック、無印、ユニクロ、ローソン、ファミマ・・・などで盛んな
O2O(Online to Offline)
購買データ、消費者データ、行動データを分析しスマホからお店へ送客。
益々盛んなマーケティング手法になっていくと思いますが、
前提として020は、スマホありきです。
アプリの設定からクーポンの表示等が必要になるので、
らくらくフォンユーザの高齢者等「IT弱者」には、利用ハードルが高いサービスです。
例えば、
今日テーマにした、音声であれば、伝え方の工夫次第で、
聞こえる から 聴こえる に変わるだけで
十分魅力的な販促ツールになる可能性があるな~と思いました。
新しい領域として、
V2O(Vehicle to Offline)
車内放送(音声と映像)→ そのまま店へ or スマホ/ケータイで検索してお店へ
新しいジャンルとして定義できそうですね。
老若男女に通じる面白いサービスができる世界かな~と思います。
今日もありがとうございました!
「The next station is shibuya,
Passengers changing to the Yamanote line, please transfer at the station」
電車内で流れる英語の放送
この場合だと、shibuya の後、 Passengers changing・・・
全部暗記してる通勤利用者の方
けっこういると思うのですが、いかがでしょう?
TOEIC対策で
10年位前に使った短文を聞きながら単語を覚える Duo という教材、
いまだに、いくつか文をまるごと暗記しています。
(覚えている文が、日常ぜんぜん使わない内容なのが残念ですが・・・)
何気な~く聞いているだけでも、刷り込まれている状態に
改めてびっくりしました。
この、何気なく聞いている(聞こえている)けど、
しっかり聴いてはいないモノ、見つけてしまいました!
「〇〇歯科医院においでの方は○○○でお降りになると便利です。」
「・・・でお馴染み、信頼の実績の〇〇前でございます」
「○○市からのお知らせです。振込詐欺と思ったら・・・」
そう、
バス車内放送(広告)です!
最近、週末にバスに乗る機会が増えたので
小さい頃から気になっていた(特有のイントネーションと全然知らないお店の紹介が特に)、
車内広告、ちょっと調べてみました。
某広告会社のサイトを見ると、
年間放送料は、停留所のランクで違うんです!(知らなかったー)
街中や利用者が多い所は放送回数が多くなるので料金が高い設定です。
例えば、年間契約50万円の停留所
1系統のバスが1日30便としたら 行きと帰りで60回
60×365日=21,900回
1放送あたり、23円!の広告なんですね!
TVやラジオ、スマホ、SNS、メルマガなど、
個人が視聴先/利用先を選択する媒体と違って、
車内というクローズド&移動中&地域密着という ぎゅっと詰まった空間、
お客様がほとんどが聞こえる環境にいるわけです。
(ヘッドフォンをしている人等は除きますが)
人気路線の通勤時間帯なら、
車内50人として 1人あたりの到達コスト0.46円!
ちゃんと聴いているかは別として、
0.46円で1人1人に音としては認識させているわけです。
これは使い方次第で、
非常にコストパフォーマンスの高い素晴らしいプロモーションツールに化ける
可能性を秘めいていると思うのですよ!
今日は、
超不定期連載シリーズ 「そうだったらいいのにな~ その4 車内放送」
を考えてみましょう!
バスの車内放送といえば、
落ち着いた女性のアナウンス ですが、
上述した通り、内容が企業名を言うだけや、市から県警からのお知らせ等
ということもあり、残念ながら注目度が低い。
でも、皆さん 音としては聞こえいるのです。
だって、「次は〇〇前」 という部分で、
降りる停留所の確認してますよね?
ということは、
今日は、「!!!」っと聴き入ってしまう
もう1回言ってっと思ってしまう
直ぐにお店をスマホで検索したい
聞こえる から 聴こえる(聴いてしまうよな)
車内放送にしてみましょう。
本日のあったらいいなは、
3つのChangeで考えてみましょう!
1.内容をChange
店名や医院名だけを言ったり、
実績や効果を短いコピーで付けた表現より、
せっかく 街を走る抜ける路線バスなので
地元色全面+具体的+興味の湧く表現にして
聴こえる →スマホ検索 →降りたらお店に行きたい を増やしてみましょう
こんな感じで
「朝3時から この道50年の職人 田中さんが手間暇かけてつくる
究極の味 武蔵豆腐店はこちらです」
「お店の裏が畑です 今朝収穫した食べごろ野菜だけを毎日売り切る店
完売したら閉店の 武蔵青果はこちらです」
「揚げ物一筋80年、毎日完売のコロッケは夕方4時と6時の限定100個
〇〇降りて10秒 揚げたての武蔵惣菜です」
「おかげさまで、〇〇市内調剤薬局で 来店者数3年連続1位
御一人御一人 大切に処方させて頂きます 〇〇薬局前です」
2.人をChange
落ち着いた声の放送もいいのですが、聞き慣れすぎているので、
訴求力を高めてみましょう!
ローソンやTSUTAYAの店内放送の様に、
DJやアナウンサー風の話し方、どうでしょう。
FMラジオのCMのように臨場感をたっぷりに伝える感じで。
もちろん音質もFMレベルに
停留所ごとに男性と女性が交互に紹介したり、かけあい、ハモリもあって
スポンサー企業にフィットする 子供やお年寄りの声もグーですね。
その街にゆかりある有名人やスポーツ選手が
ボランティア価格で車内アナウンスの音声を担当したり(これは言われる企業も嬉しい)
お知らせ系なら、
市長、区長、町長、商店街会長、警察署長が直々に話したり
そして、
最も効果の有りそうなのが、
運転手さんのライブ放送!
飛行機に乗ると、
「機長です。本日もご搭乗ありがとうございます。
まもなく左の窓から富士山が素晴らしい姿で見えます」
と話してくれることがありますよね。
アメリカのサウスウエスト航空、機長がユーモアあふれる話をします。
「みなさま、喫煙できる場所は翼の上だけでございます。
そこで火をつけられれば喫煙可能でございます」
伝説の機内放送は沢山あるようです。
お客様を和ませる役割があるのかもしれませんね。
バスでも、(安全運航が第一なので)
例えば、始発出発時と、終点前の放送に限って
運転手さんがライブ放送で宣伝してくれるサービスがあったら温かいです。
「本日もありがとうございます。花粉症の季節ですね。
駅前の〇〇医院はオススメです。先週 私も通って症状が良くなりました」
「ご乗車ありがとうございました。終点近くにある、居酒屋さん
私の友人のお店なのですが、今日は最高の鮪が入ったそうです。
バスで聞いた 大盛りにしてくれますよ」
新幹線や電車の運転手アナウンスにも沢山のヒントで使えそうです。
3.放送を褒送にChange
広告以外の価値も足してみましょう。
特別放送枠を一般の方に開放!
誕生日、母の日父の日、結婚記念日、卒業式の日
オリジナルメッセージが車内に響くんです。
終点に止まりかけているバス
「本日はご乗車ありがとうございました。
乗客の〇〇さん、お誕生日おめでとうございます。
素晴らしい1年になるといいですね。
お父様お母様からのメッセージプレゼントです」
駅行きのバスに停留所から乗ってきたサラリーマン
「ご乗車ありがとうございます。〇〇様、長年の勤務お疲れ様でした。
最後のご出勤日、気を付けて行ってらっしゃいませ。
息子さんからのメッセージプレゼントです。
そして私共のバスも長年ご利用頂きありがとうございました。」
運転手さんが、サプライズ放送!
毎日の運転もワクワク感アップに繋がります。
見てみたいな~ そんな車内
☆今日のヒント☆
「聞こえる → 聴こえる ようになる工夫を考えてみよう」
スタバー、マック、無印、ユニクロ、ローソン、ファミマ・・・などで盛んな
O2O(Online to Offline)
購買データ、消費者データ、行動データを分析しスマホからお店へ送客。
益々盛んなマーケティング手法になっていくと思いますが、
前提として020は、スマホありきです。
アプリの設定からクーポンの表示等が必要になるので、
らくらくフォンユーザの高齢者等「IT弱者」には、利用ハードルが高いサービスです。
例えば、
今日テーマにした、音声であれば、伝え方の工夫次第で、
聞こえる から 聴こえる に変わるだけで
十分魅力的な販促ツールになる可能性があるな~と思いました。
新しい領域として、
V2O(Vehicle to Offline)
車内放送(音声と映像)→ そのまま店へ or スマホ/ケータイで検索してお店へ
新しいジャンルとして定義できそうですね。
老若男女に通じる面白いサービスができる世界かな~と思います。
今日もありがとうございました!