スポーツ大陸:岡崎朋美
~限界を超えて戦う~
*NHK-BS1:2009年12月 6日(日) 午後 7時10分~ 7時55分(終了)
*NHK-BS1:2009年12月13日(日) 午前 11時10分~11時55分
*NHK総合 :2009年12月14日(月) 午後 10時45分~11時30分
番組HP→ http://www.nhk.or.jp/spotai/onair/210/index.html
<mimifukuから、一言。>
スピード・スケートの第一人者:岡崎朋美選手は、
あらゆる競技の女子スポーツ選手の中でも、
最もストイックに自分を突き詰めるタイプの選手だと思う。
~あくまでも報道される映像を見る限りではあるのだけど。
私の好きな言葉の“求道者”。
目標達成のために自分を苦しめて苦しめぬく姿勢は、
言葉は不適当ではあるがマゾヒズムさえ感じる。
怪我との戦い。
短距離競技は瞬発力を必要とする分、
選手寿命が短いとされている。
昨年36歳の年齢で、
北京オリンピック400mリレー:銅メダルを獲得した朝原宣治選手。
年々科学的分析や体力維持のための人間工学が進み、
加齢と体力の衰えは比例しないようになってきているように感じる。
しかし加齢は、
怪我の可能性を高めるし大きな怪我はその後の競技人生を左右するだろう。
岡崎選手は語る。
「私は限界を感じないし限界はないと思う。
タダ限界を感じるのはその人の気持ち。
自分がダメだと感じたらダメになります。
でも体力の限界ってありそうでないんですよね。」
番組では岡崎選手の幼少からの貴重な映像も僅かながら紹介。
大声で泣きながら滑走する負けず嫌いの幼少時(小学3年生頃)の映像は、
現代の子供達にも観て欲しい諦めない姿勢。
さらに、
38歳になって尚挑戦する新しいフォームの改造。
結果として今年6月。
37秒66の自己記録更新を4年ぶりに更新。
努力する者を自然と応援したくなる日本人の感性は、
天才よりも努力する人を讃える。
その意味でも
岡崎選手は讃えられるべき存在だと感じる。
夢を追いかけ多くの選手が挑戦するオリンピック・メダル。
真剣勝負の場で自分を信じることでメダルに挑戦し続ける姿勢。
岡崎選手の努力や怪我との闘いは結果よりも過程(プロセス)に注目する。
しかし、
岡崎選手の言葉を聞くと必要なことは結果がすべてなのだろう。
結果が“メダル”なのか“理想の滑り”なのかは理解できないが、
万全の体調で舞台に立ち悔いの残らないレースが望まれる。
~以下、NHKホームページより記事転載。
*あきらめない!38歳のオリンピック。
これまで冬の五輪に4回連続で出場し、
1998年の長野五輪の500mでは銅メダルを獲得.
朋美スマイルで一躍全国の人気者になった,
スピードスケート岡崎朋美選手。
38歳の彼女は日本選手の中では最年長。
国内トップレベルの成績を残し前回トリノ五輪は総決算の決意で望んだ。
結果はわずか0秒05差の4位。
岡崎の決断は「まだできる」、現役続行だった。
岡崎の目標はバンクーバー五輪に出ることだけではない。
トリノで逃したメダルを取ること。
実現すればスピードスケートでの最年長記録となる。
そのために取り組んでいるのが体を深く沈め下半身の強みを生かす、
新しいフォーム。
氷をより効率よくけるための理想的なフォームを目指して、
20年来指導を仰ぐ監督と共に徹底的に技術を磨き、
また体を鍛え抜いてきた。
しかしそんな中、
年齢との闘いや腰の痛みが彼女を襲う。
満身創痍。
そして年齢との闘い。
折れそうな心を支えたのは夫との出会いだった。
番組では、
精神的な支えと究極のフォームに磨きをかけ日本女子最多5回目の、
冬のオリンピックを目指すベテランの姿に密着する。
<プロフィール>
岡崎 朋美(おかざき ともみ)
1971年9月7日生まれ 北海道出身
スピードスケート選手
1994年リレハンメル五輪。
1998年長野五輪。
2002年ソルトレイクシティ五輪。
2006年トリノ五輪と計4度の冬季五輪に出場。
長野五輪ではスピードスケート500mで銅メダルを獲得。
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