カナダ・エクスプレス

多倫多(トロント)在住の癌の基礎研究を専門にする科学者の自由時間ブログです。

トロント日系文化会館

2006年03月06日 | カナダ
昨日と本日の二日間、トロントにある日系文化会館(JCCC)で恒例の春の催し、「春祭り」が開催されました。今日私も行ってきましたが、大盛況でした。会場には、様々な催しが用意されています。大舞台では、和太鼓や日本舞踊が披露されていますし、たくさんのブースでは、日本ゆかりのものが、所狭しと陳列され販売されていました。また、カフェテリアでは、1ドルの焼きおにぎり、ひやむぎ、2ドルの焼き鳥、巻き寿司などなど、日本の味をボランティアの人たちが手分けして作ったり販売していました。多くの日系の家族連れを見かけましたが、それ以上に白人の来客もかなりいました。日本の文化に関心が高まっているのでしょう。素晴らしいことです。

私も食べ物や将棋を楽しみました。今年もカナダ人と一局指しましたが、また勝たせてもらいました。玄関をでるときに見かけた6枚の書には、一世から五世、それに移住者の文字が書かれていました。カナダの日本文化のヘリテージは、すでに五世代の人たちによって受け継がれています。一世、二世の文字には、何か重いものが感じられます。三世以降のほとんどの人たちは日本語を話せません。彼らはカナダ人と思っているでしょう。そして、近年新しく日本から”移住”してきた人たちもいます。板前さん、パン職人さん、大工さん、植木屋さん、など、主に手に職を持った人たちです。私なんかも、この新移住者の仲間に入るのでしょう。JCCCがこれからも末永く続くことを心から祈っています。


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