今年2月に書いていたCIHR(Canadian Institutes for Health Research)のグラントの結果が先週金曜日に発表になりました。幸いにして、申請してあった転写関連のグラントを更新することができ、5年間の予算がつきました。ほっとしました。
カナダのCIHRも米国のNIHと同様、このところ深刻な経済状況にあり、前回2006年9月締切りの結果は、採択率16%という最悪の状況でした。NIHは採択が10%を切っている状況ですので、それに比べればまだいいのかもしれませんが、これまで25-30%あった採択率がここまで落ちると、業績を出しているかなりの研究者がカットされる状況になっています。これはひとえにCIHRに配分される研究費の国の予算がカットされたためで、前回は総額$139Mという極めて低い状態でした。幸い今回は$249Mまで予算が回復したので、採択率は26%まで上昇しました。
どこの国でも、科学者はグラント獲得に関しては頭を痛めていると思います。競争の原理に基づく科学の進歩は存在するべきだと思いますが、成長に伴ってそれなりに投資を重ねていかない限り、健全な科学の進歩はあり得ません。今後もカナダ政府がCIHRを始めとするグラント機構を強く支援していくことを願っています。
カナダのCIHRも米国のNIHと同様、このところ深刻な経済状況にあり、前回2006年9月締切りの結果は、採択率16%という最悪の状況でした。NIHは採択が10%を切っている状況ですので、それに比べればまだいいのかもしれませんが、これまで25-30%あった採択率がここまで落ちると、業績を出しているかなりの研究者がカットされる状況になっています。これはひとえにCIHRに配分される研究費の国の予算がカットされたためで、前回は総額$139Mという極めて低い状態でした。幸い今回は$249Mまで予算が回復したので、採択率は26%まで上昇しました。
どこの国でも、科学者はグラント獲得に関しては頭を痛めていると思います。競争の原理に基づく科学の進歩は存在するべきだと思いますが、成長に伴ってそれなりに投資を重ねていかない限り、健全な科学の進歩はあり得ません。今後もカナダ政府がCIHRを始めとするグラント機構を強く支援していくことを願っています。