あなたの日常生活に寄り添う「色」の魅力を伝えたい♡゚・*
こんにちは。カラーコーディネーターのみうらです^^
月に一度、第4金曜日に色彩の勉強の一環として「カラーコーディネーターみうらの視点」と題して色をメインに話をしています。
前回はモノ作り◆色の組み合わせを決める時の考え方をテーマに色相環を使った色の組み合わせ方について話をしてみました。
今日はモノ作り◆センスが良く見える色の組み合わせ方 をテーマに、私がモノ作りで配色を考える時に実践していることを話してみたいと思います。
私はバッグ作りが趣味の1つでほぼ毎日ハンドメイドを楽しんでいます。
バッグ作りの工程の中で一番好きなのは私の場合はもちろんバッグの色を決める時、次はどんな色でバッグを作ってみようかと考えるとワクワクします(*^-^*)
ところでモノ作りの際にあなたは色使いについて次のような経験はありませんか?
洋服やバッグ、小物などを作った時に自分の作品(商品)を見て上手に出来たけれどなぜかパッとしない。なぜかあか抜けない・・・(´・・`)
例えば人気・有名ハンドメイド作家さんの素敵な色使いを参考にして、
洋服やバッグを作ってみたのになぜか何かが違う。またはぜんぜん違う雰囲気になってしまった(>_<)
そして「私って、色使いのセンスがないのかな?(T_T)」と思ってしまい自信をなくしてしまう。。。
色を組み合わせるのは難しい、ニガテだなぁと感じてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ですが実はそれはあなたに色使いのセンスがないのではなく、
センスが良く見える「色」の使い方を知らないだけなのです。
ではなぜ、色の組み合わせでなんとなくパッとしない、あか抜けない、センス良く素敵に見えないなどのようなことが起こるのでしょうか?
その原因の1つは色の調和に関係しています。
人の目で色を見た時、色にまとまりがある(調和している)と綺麗だなぁ、美しいなぁと感じやすいのです。
例えば自然の風景はこの色の調和によって美しく見えるのです。
私たちは日常生活の中で「色」を言葉であらわす時「薄い色」「濃い色」「明るい色」「暗い色」「鮮やかな色」などその色の持つ印象や感じで表現しています。
この薄い・濃い・明るい・暗い・鮮やかなどのようなことを
トーン、または、色調(色の調子)と言います。
この色の調子を揃えることで素敵に見えたりセンスが良いなぁと感じたりするのです。
トーン、または色調(色の調子)をまとめたものがこちらのトーン図になります。
(画像のトーン図は、新星出版社 A・F・T認定講師が教える色彩検定2級テキスト問題集 桜井輝子著 についていたカラーチャートを使わせていただきました)
私はこの色調(色の調子)を意識しながらモノ作りをしているのです。
色調(色の調子)が違うと雰囲気が変わります。
例えば「薄い色」と「鮮やかな色」は上の画像のようにかなり違いがあることがわかると思います。
薄い色は優しく可愛らしい感じ、鮮やかな色は派手で目立ち活動的な印象をもたれるのではないでしょうか。
色調(色の調子)を揃えるとこのような色の持つイメージがより明確になります。
では実際に色の調子を揃えた調和がとれている色の組み合わせの一例を見てみましょう。
色の調子(トーン)を揃えたボタンポーチ&片ひも巾着。
鮮やかな色同士。色の調子が違うと雰囲気がガラリと変わる。
色の調子(トーン)を揃えるとまとまりがあって見た目が美しい。
人気・有名ハンドメイド作家さんは、色彩の観点から見た時にこの色の調和のとりかたがお上手な方が多いです。
それが自然と出来るのか勉強されているのかはわかりませんが、
「色使いが上手だなぁ、すごいなぁ」と感心してしまうほどです。素晴らしいですね!(*^▽^*)
では、今回の話からより良い作品(商品)を作るために
私も色調を意識して作ってみたいと思った方へ。比較的簡単に出来る方法があります。
それは花柄などのプリント生地の中の色を1色選んで、その色と出来る限り同じ色、同じ色調(トーン)で組み合わせることです。
これは洋服のコーディネートで「トップスの柄の色の中から1色をボトムスに使うとまとまりやすい」というのと同じようなことです。
これをすることで全体の雰囲気がまとまりやすいと思います。
試してみてくださいね♡
さて、私は色の調子を整えたあとより素敵なバッグになるように、
さらに「色」を効果的に使って工夫をしていきます。。。
次回、7月の第4金曜日「カラーコーディネーターみうらの視点」でお話したいと思います(*^-^*)
「カラーコーディネーターみうらの視点」モノ作り◆センスが良く見える色の組み合わせ方でした。
最後までお読みいただきありがとうございました!
カラーコーディネーターのみうらゆうでした^^*