エデン

『エデン』　近藤史恵　読了

～あれから三年――。白石誓は唯一の日本人選手として世界最高峰の舞台、
ツール・ド・フランスに挑む。しかし、スポンサー獲得を巡る駆け引きで
監督と対立。競合チームの若きエースにまつわる黒い噂に動揺を隠せない。
そして、友情が新たな惨劇を招く……。目指すゴールは「楽園」なのか？
前作『サクリファイス』を上回る興奮と感動、熱い想いが疾走する
3000kmの人間ドラマ！～

前作のサクリファイスが面白くて、読もう読もうと思っていたのに
気が付いたらずいぶんと月日が経っておりました。
（前作を読んだのはなんと2012年の1月！）

当然ながらどんな話だったかは全く覚えておらず。。。
とにかく「ロードレース」ってものが面白そうだなって。
あと、その中の「アシスト」って役割に魅力を感じたっけ。

同じ登場人物がいて、時々前作の内容をにおわせてはいますが
単独の小説としても十分楽しめました。
（いや、前作を覚えていたらもうちょっと面白かったか？）

近藤さんの自転車小説を読むと
ホント生でロードレースを見たくなるんだなー。

実力もさることながら、チーム力・コース・時の運・天候・体調。。。
いろんなものが全部上手くかみ合って初めて勝利を手にすることができる。
そこが競技として興味がわくポイントなのかも。

主人公の心の動きにとても共感できて、「日本人だな」って。



日曜のデートの約束が延期になっちゃったおかげで
読みたかった本を一気読み。
前回読んでいた本を読み終えたのが８月２０日。
で、今日が８月３０日だから、ワタシにしたらかなりのハイペースでした。