春夏秋冬 花 mikio

季節のサボテン花、多肉植物の栽培と紹介、地域の花々、
巨樹、自然風景の紹介 造園士。

大規模シクラメン園芸  安行原

2018-11-23 | 植物、花
あゆみ野安行花キ部所の12月1日~2日の花祭りの模様のための、シクラメンの鉢物
の搬入手配ために、久しぶりに安行原、吉沢園芸に親方と数名の仲間と共に尋ねました。 関東一と言われる規模のシクラメン栽培所、大温室も約20棟、
シクラメンの数、数万、驚きの光景が温室内に展開されてました。

各種のシクラメン、大中小、育成苗から売り物の温室、見るだけでも時間がかかりそうで、写真撮影を頼まれても目移りがして
自分好みの撮影だけです。  特別に親方に頼んでもらい,立ち入り禁止の温室内に入りました。














    


    


下の大温室はシクラメン購入のための温室で撮影可や好みの種類を
買ってその場でお支払いが出来、梱包をしてくれます。 入り口から中位の新作のシクラメンや定番の色彩の並び
奥に行くほど驚くほど大鉢が並び、お値段も驚くほど格安。各コーナーには親切に値段が明記されてる看板が有り予算が立てやすいですね。

値段がすぐにわかる、温室内の購入の一番大切なことです。 花ガラも早朝に摘み取り株の清潔さ、見た目の良さも大切です。













 

大温室の並びを載せてます。 小さな苗が育成されてます。



   

数万の鉢の花ガラを取る作業が毎日、午前中行われてます。
地道な作業ですがシクラメンにとっては大切な作業です。







ビオラの苗も並んでます。


   


冬の始まりから春頃まで長く楽しませてくれるシクラメン、置き場所、
気温、こまめな水やりが基本。冬の部屋を鮮やかに彩ってくれるシクラメン、一重咲き、八重咲き、フリンジ系、多種多彩
見極めは葉の枚数が多く、球根が土に隠れてる株を選ぶこと。 寒さに強いと言われてますが15~20度、さらに花が付いた
株は5~10度が適温、窓際の20度以上の部屋では花がしおれます。   葉には水をかけないことが基本。
底面給水の受け皿を使うことが好ましいです。  上手に一冬越して次の年にも葉を出して花を咲かせることが出来る
シクラメン、(栽培者の腕次第)今年もこの時期到来です。  明日安行花キ部に第一陣50鉢入荷です。
















樹木の実  11

2018-11-22 | 樹木
11月晩秋です。 樹木の実も地上に落ちたり、
ぶら下りながら鳥たちの餌となって、各地に運ばれて子孫を残す営みが繰り返されます。

安行でも一番の色付きと実の多さでは イイギリの実でしょうね。 鳥たちのけたたましい鳴き声が
響きます。安行原の雑木林の近くの造園の庭にあります。











        

ご存知のように フォックスフェイスの実です。
花を見る機会が少ないので花も一緒に。黄色が鮮やかでフラワーアレンジに良く使われます。葉の茂る姿も面白く。






ナスの仲間で花や実もうなずけます。









       


クチナシの実です。






    


樹木の中で赤く色付き、餌にならず
このままで時を過ごしてほしいですが? イチゴの木 実。 安行事務所。



 



















 



 

明治神宮外苑 イチョウ並木

2018-11-21 | 樹木
今の時期1年に1回、納品帰りに外苑通りを抜けて帰ります。神宮外苑通り
1Kmはイチョウ並木が色付き、晩秋の風物詩、珍しく今年は道路両脇は車両が止ってません。これはすぐに判断できました。
駐車は出来ません。なぜか違法駐車のステッカーがすぐに張られます。 自分は混雑の場合は警察も張らないことを知ってます。
神宮球場の駐車場に留め置き、歩いてこの場所に来ました。5分ぐらいです。

案の定フロントガラスに駐車禁止の張り紙が張られてるのが数台見かけます。各地から来る観光バスは
ドライバーさんが車両前に出て待機してます。 

イチョウ並木の眺めが一番良い場所は この2枚の写真の光景です。











  


 


観光バスは各県から来て、おおよそ10台以上は駐車してました。
実は写真には混雑は載せてませんが、去年から見物人が沢山増えて、80%が外国の観光客です。上野公園の中も
社寺仏閣も今では驚くほどです。観光地は様変わりしてます。











    


外苑通りは街路樹としてイチョウが植栽されました。ここ数年都内の街路樹は
イチョウやケヤキの剪定作業や、落ち葉の清掃作業に手間や費用がかかり、近くの住民の皆様に負担をかける、そんな理由から2種は外されてきてます。
(逆に増えてるのが、花水木やサルスベリです)確かに清掃作業は大変です。 造園士は仕事ですからやりますが、一般の人が風の吹く日や、雨の後の清掃は大変です。



  













錦秋

2018-11-20 | 樹木
栃木,佐野まで出向く。親方のお供で運転手。
運転をしながら回りの景色が次第に色付く姿を見ながら、所定の場所に着き、無事に仕事を終わらせる。
帰りに蓬莱山近辺を見る。錦秋の姿、見事でした。目の保養をさせてもらいました。





















ラクウショウ 美しさ。

2018-11-19 | 樹木
古代から生き続けるラクウショウは樹齢が1000年にもなる樹木が
世界にはあります。 古代にはどんな姿で生息してたかは、わかりません。 専門家の絵などを昔見ましたが、絵に
そっくりなラクウショウの並び方、景色が、埼玉県の岩槻城址公園内にあります。 私もこの景色にほれ込んでます。










城址公園の池の近くにあり この場所の気根がわずかに伸び上がってます。
気根は成長が極めて遅く 大きくなるのには数十年を要します。 



  


落羽松はメタセコイアとよく比較されますが葉が
丸みを帯びてます。 樹皮は赤褐色で縦に薄く裂ける。沼杉と言われ湿地に強い。丈夫な樹木で各地に見られます。


実が次第に黒々してきてます。 



  









 


メタセコイア 10月ころの姿。






埼玉安行地区 雨が降りはじめました。 安行事務所。














シマサルスベリ 月日の流れ 2

2018-11-18 | 樹木
上野不忍池の畔にシマサルスベリの巨木、2本の樹齢70年以上
があります。 都内でも珍しいシマサルスベリ、広大な敷地内の上野公園内にはサルスベリの樹木が見られないのも不思議と
言われてます。樹皮の美しさではシマサルスベリは他に類を見ません。 白い樹皮は季節ごとに茶になり、斑になり
樹皮の肌触りも別格です。帰り際にはいつも手を添えます。


            1月




          4月、白さが目立つようになります。芽吹きも始まります。




          7月、樹皮の斑模様が剥げ落ちる、小さな
                              花を枝いっぱいに咲かせる季節。




         

         


         8月  





         10月 





        11月






都内では見ることが少ないシマサルスベリ、神代植物園の2箇所には
シマサルスベリの群生林と巨木林が存在します。 昔の東京都の街路樹の育成苗の場所に指定されてた名残が、今では見事に成長をして
シマサルスベリを見ることができます。



    




 


不忍池 月日の流れ

2018-11-17 | 水生植物
配達の帰りに上野不忍池に立ち寄りました。11月の写真を載せ、12月が来れば
最後の舞台です。 長い間、1年の姿を追いかけてます。新宿御苑のプラタナス並木同様、毎年12月で1年の舞台の幕が下ります。

ハス田は春夏秋冬、様々な季節の移り変わりを見せてくれます。都会のオアシス、上野不忍池はいつ来ても
期待にこたえてくれる、素晴らしいハス田です。


       1月10日






       4月20日










       7月2日





8月15日 熱風が吹いてた、猛烈な酷暑の日、ハス花の最盛期。






  



       10月19日 ハス田に秋が漂う。











11月14日 すでにハス田は朽ち果てる葉、果托もほとんど見られません。










蓮花はお釈迦様の誕生の地に咲いてた仏教の大切なお花。
蓮花は御仏の手にゆだねる花、蓮田に朽ち果てて落ちる果托は泥土(不浄の土)に戻り、清められて再び芽をあげて
水中から伸び上がり神聖な花を咲かせる。 諸行無常の響き有り。






















樹木の実 10

2018-11-16 | 樹木
この時期に樹木の実が赤く染まり、見事な姿を見せてくれてます。
安行地区には雑木林や造園の庭には、鳥たちの、けたたましい鳴き声が聞こえてきます。
鳥は識別できる色は赤色だけ、自然の理は樹木の多くは実が赤色です。


ヒイラギモチ






    


コトネアスター、20種以上の園芸品種が有る大所帯。赤実をつける樹木が多い。





    


秋の樹木の実をつける中でも人気のソヨゴ、揺れる葉がソヨソヨと
音を立てる、とても由来が素敵ですね。ソヨゴ。











    

ヤマヒハツの名称、親方の玄関先で見かけビックリでした。
過去に沖縄で出会った以来、見たことがありませんでした。 まして実が生るとは。珍しいので載せてみました。











    

























垂れ下がり 実 3種

2018-11-15 | 樹木
秋が深まるにつれて、色鮮やかに染まる実たち、真夏の夜に
レースを着飾りその姿は、多くの人にはその存在もわからないつる性植物は、しかし花も美しく、実も鮮やか、雑草の様に
嫌われの植物ですが、夏の宵の1日花の出会いは、毎年忘れることの出来ない思い出を作ってくれました。



   カラスウリ、朱の実の美しさは何処から見ても目立ちます。






  




初期のころは実に縦に縞模様が入ります。


  


真夏の宵にレースの繊細なドレスをまとう怪しげな花









      キカラスウリ、個体差のある実を見せてくれます。

                                3年ぶりに川口グリーンセンターの大噴水の真上に
                               見つけました。





  


色づきは12月の上旬ごろ。夜花は7月。












ムベはツル性植物とは違い園芸分類では庭木や果樹の部類です。
常緑樹で生垣や棚に絡ませると1年中緑を楽しませてくれます。 安行地区には多数見られます。







  


  


ムベの開花時期は4月ごろです。




朝夕すっかり寒くなりました。野山は秋の気配が漂い、各地からは
紅葉や冬の便りが聞こえてきます。  安行事務所。








 













 

          

アスファルト突き破る 気根

2018-11-14 | 樹木
安行地区の振興センター内に2本の古代樹のラクウショウが
池の辺にあります。 根元には気根を出してますが 1本はまったく気根を出しません。 しかしアスファルトを見ると
突き破り気根がかなり前から見てますが、今年はあちこちに突き破る姿を見せてます。盛り上がる状態にあり,まだ先は見えません。
根の力の凄さは想像を絶します。









根周りに本来は気根を出します。






1本のラクウショウには気根が周りには出てません。多くの
ラクウショウを各地で見ましたが、気根を出さないラクウショウもあります。この近くのアスファルトを突き破る
気根がこの樹木と思われます。 推測ですが。アスファルトを剥がせばわかりますが。



  



 


つい最近ですがラクウショウから15m近くはなれた場所に
気根をセンターの観察員と見つけ驚きました。下の写真です。






呼吸根とも言われ、幹が水没したときに酸素を取り入れるのが、気根の役目、
根は地中を這う、凄い力で、呼吸根はアスファルトを突き破る。地上の土が流れると根がはびこる姿を見ると
その広がわかります。













カンボジアのヨウジュと言われるガジュマルは広大な地域に根を伸ばし、他の木々
に絡みつき閉め殺します。