春夏秋冬 花 mikio

季節のサボテン花、多肉植物の栽培と紹介、地域の花々、
巨樹、自然風景の紹介 造園士。

プラタナス並木 晩秋

2018-11-08 | 樹木
都内での配達の帰宅途中に、五反田から皇居前を抜けて、
四谷通りから新宿御苑前に入り、いつものように大木戸門入り口の駐車場に留め置きました。昨日の夜半の雨もあがり
園内は静かな佇まいを見せてました。 夏場の7月21日以来の入園ですが、春夏秋冬、見る場所は決まってます。

プラタナス並木とラクウショウの森であと時間があれば、他の場所も散策すると決めてます。
すっかり夏場の表情は変わってました。この場所は過去に多くの仲間と歩き続けた、忘れない並木、当時のままのベンチ
眺め、8列、総数約150本、プラタナス並木の四季折々の表情は御苑の中でも1番の人気の場所です。

幸運にも落ち葉がまだ、晩秋そのまま、片付けは秋口に不定期に行われるため、この最中に来ると
この場所には入れません。 昨日は人も少なく独り占め。並木を歩き始めると、すぐに昔のことが蘇ります。



















  


    


フランス式庭園内にあるプラタナス並木は樹齢100年を超えてます。
見ての通り、大きくないですね。 実は毎年、御苑の中の造園士が剪定を行って、三角形に樹形を整えてます。剪定と
芯止めをしてるので大きくはなりません。  では100年の間1回も剪定がされず、延び放題のプラタナス
(スズカケの木)は巨大な大きさになり、御苑内では各所に巨木になり見られます。剪定作業は樹木の
樹形や樹勢を保ち、落葉の飛散を最小限に保つため大切な作業です。










1月真冬


  


4月春


    


7月夏


  


季節の移ろいの中で一番の違いは樹皮の色です。
斑模様の樹皮は剥げ落ちる季節もあります。 太陽光線が強く当たる場所のプラタナスは鉛色にもなります。
最終は冬の時期、春夏秋冬の最終まで、今年も2ヶ月をきりました。  安行地区より。