ちび庭日記

借り家住まいのちいさな庭の植物達を中心に、身近に感じたことを載せてゆければいいな~と思っています…(^_^)。

今日のお買い物

2006年09月25日 | ガーデン
自転車できこきこ。今日もお買い物にはカメラを持って。

今日はどうやら近所の小学校の運動会だったらしく、秋らしい熱気の後を通り過ぎ。
テントやら旗やらが仕舞われつつあるグラウンドの横には、まったりした川の流れが。

もう、すっかり萩の季節ですね~。ここは、紅白で植えてあるのが見事。ご近所の方が花好きらしく、この辺りはいつも素敵な季節の花が咲いています。庭主のお気に入りのお散歩コースです。

さらに道を越えて有栖川(最近、そんな名前のニュースがありましたね~。こちらは、ちゃんとした川の名前です。)沿いをとろとろと。途中で子供達が釣りなんかしてます(上の線路は京福電車)。いい景色だ。


川沿いの、ひそかに「花の寺」と名付けている小さなお寺。門の前もすっかり秋の花に。まんが日本昔話にでも出てきそうな様子のネコもいます。


さて。こちらは、スーパーにネズミの大群???いえいえ。「大創業記念祭 菊懸崖(けんがい)プレゼント!」なのだそうです。「金曜日、5000円以上お買い上げの方先着順」らしい。これは行くべき?

去年、ある日急に近所のあちこちでこの菊の懸崖を見かけるようになり、「京都の人は菊の懸崖が好きなのか?なにか云われでもあるのだろうか???と思っていたのですが…もしかしてこれだったのでしょうかね???

はっ、として、顔を上げる。

2006年09月21日 | 京都
瞬間、ぼうっとしかけていた意識が引き戻されたような。
???
持っていた箕を手放して、竹帚を握ったまま振り返って、道の向かい側へ。
コンクリートの塀の上、濃い硬い緑の葉っぱの中。
ん~、?

あったあ!ありましたあ!
今年初めての、キンモクセイ(Osmanthus fragrans var. aurantiacus)のつぼみ。
ほお~。もうそんなじきですかのお~。はやいですのお~。ほっほっほ。

どれどれ?あのいつも気になっていた、三角形の、どうみてもウロコかバルタン星人のハサミにしか見えないようだった芽は、いったい花芽だったのかしら?葉芽だったのかしら???う~ん、よくわからない。すっかり跡形もなくかわいい蕾に変身している。
あれからどんなふうに育ってこのかわいい蕾が出ているのやら???
なんだか、いきなり咲いたようで慌ててしまいます。

ほんと、いいにおいですね~。ちなみに、庭主はギンモクセイの匂いもとっても好きです。ちょっとミルキーのような、甘いけどより淡い上品な匂い。でも、こちらは花も少なくて、匂いもか細い感じ。なかなか出会えません。昔住んでいた家には植えてあったんだけどなあ~。

さて、今日は、匂いのお話。
ここ数日、ずう~っと比叡山のふもとのシキミ畑で草刈をしておりました。背丈ほども茂ったススキとシダにうんざりしながら斜面と格闘していたのですが、そのほんのちょっとした役得。シキミ(Illicium anisatum)って、ご存じですか?仏壇に御供えする、いい匂いのする緑の葉っぱです。草刈機をいれるたびに、いっしょに刈り取ったひこばえから、クスノキとはまたちょっと違う、ふわっといい匂いがします。園芸店にいた頃、このシキミを一抱えもある山取りの大きな枝の束から良いところを選りすぐってお供え用の束に仕立てていたのですが、そのときも「ん~、いいにおい」っとうっとりしていたものでした。

このシキミ、調べてみたら、なんと意外なことが。
実が猛毒である!って事は知っていたのですが。なんと!実に含まれる「シキミ酸」という成分は、あの鳥インフルエンザのお薬、「タミフル」の原料なんですねえ~!!!ね、ね、この実拾って帰ったら高く売れる???(注:シキミの実は劇物指定です。安易に持ち歩かないように。)
そしてそして。なんと、シキミって、スギともどもお線香の原料だったのね~!!!

そおかあ。線香の匂いかあ。…。たしかに、お寺好きの庭主としては線香の匂いは嫌いじゃあないが…。んでも、生のシキミの匂いはもっと爽やかないい匂いなんですよお~。そうそう。ミカン科だからいい匂いするんだ、なんて思ってたら間違い。モクレン科だったのね。ミカン科なのは「ミヤマシキミ(Skimmia japonica) 」の方。そう言われれば、花がヒメコブシに似てるといえなくもない???

最後に、最近のお気に入り。
アロマテラピーに凝りだした、という訳でもないのですが。急になんとなく香りがほしくなって、買ってしまいました。マンダリンオレンジのハーバルオイル。香水に憧れながらも、すぐに頭が痛くなる(というのと、仕事上。蜂がよってくるらしい)ので一切つけない庭主。でも、肩や首筋がすごく凝り性なのと、お仕事から帰ってきたらな~んか気分転換したいっ!ということで、つい。

それも、とあるお庭のお手入れをしていた時の事。夏の猛暑の中の作業で、「あ~、もう体がうごかない~っ」と、かなりぐったりしてきたころ。目の前でスダチ??なのか、ミカンの若い実なのか、濃い緑の小さな実がポトリと枝から落ちた瞬間。ふっと、柑橘系のあのすっぱそうな匂いがして、急に目が覚めたように、頭と体がしゃきっとしたんですよね~。おもわず、拾って匂いを深く吸い込んでみました。う~ん、香りの威力、恐るべし。

でも、探すとなったら匂いにもこだわりが。リラックスのオレンジ?やすらぎのラベンダ~?ロ~ズもいいよな~。お肌にいい匂いっていうし…と、いろんなメーカーのアロマテラピー用のオレンジやらローズやらを試してみるのですが、なかなか自分が「これっ!」イメージしているて匂いって、いざ探してみるとないもんなんですね。甘過ぎず、辛すぎず(?)…それだけ、人が「これがオレンジのにおい」と思う匂いは実は千差万別って事でしょうか。「ローズ」に至っては、バラ自体がいろんな系統の匂いがあるし…こちらは、イメージのがなくてあきらめました。

マンダリンオレンジのハーバルオイルで酷使した手や肩のマッサージ。くせになりそうです。あなたもお気に入りのひと瓶、いかがですか?(BGMは『茶色の小瓶』)。

☆今日のちび庭気温:18~29℃ お天気よかったですね~。桜の木にほんのすこ~しずつ、黄色い葉っぱが混じり始めました(^0^)。

秋の休日

2006年09月17日 | 暮らし
え~、とくに何ということもございませんが、庭主のすきな京福電車(嵐電 らんでん)からの風景を写してみました。


帷子の辻(かたびらのつじ):
 |太秦の中心街。映画撮影所もすぐ。
常盤(ときわ):
 |牛若丸のお母さんのお住まいだったところ。
鳴滝(なるたき):
 |有名な植木屋街。オヤカタもここに。
高雄口(たかおぐち):
 |高雄山へのルートの入口です。
御室(おむろ):
 |「これも仁和寺の法師…」のお話で有名な、御室仁和寺。
 |オムロンの社名の元でもあります。
妙心寺(みょうしんじ):
 |ここから南には広大な妙心寺ワールドが。
竜安寺道(りょうあんじみち):
 |坂をずうっと登った先の先で竜安寺垣と石庭が待っています。
等持院(とうじいん):
 |やはり坂を登ると、夢窓国師サマのお庭がある等持院。
 |その向こうは立命館大衣笠キャンパス。
北野白梅町(きたのはくばいちょう):
  受験生の拠り所北野天満宮へ。

と、由緒タップリの駅名の付いた、こんな小さな駅が続きます。


この、緑の深さがすてき。春には、桜のトンネルになります!紅葉もいいかな?
毎朝、庭主はこんな踏み切りをこえて通勤してマス。

さてさて、ヒガンバナが咲きましたね!本格的「園芸秋シーズン」の到来!またまた忙しくなりますよお~!


稲穂もいよいよ頭を垂れ。紅葉を前に、嵯峨野の秋の始まりは静かです。


オータム ガーデン

2006年09月13日 | 栽培
長月、秋の長雨。9月に入ってから、すとん、と涼しい日が続いていますね。あっけないくらいのこの涼しさ。それだけに、暑い日が入るとちょっときつそうですが。でも、なんやかやと言ってももう夏至から3か月がすぎようとしているんですもんね。あっという間に寒くなるんだあ~~~~~。お庭のいい季節は短いですね~。

ちび庭では、春にはなぜかすっ飛ばされてしまったバラの季節に入りかけてきたようです。ああよかった、ちゃんと今年もバラが見られそうだ。

春には咲かなかったミニバラ、「コーヒーオベーション」と「ジュピターオプティマ」。春のチュウレンジバチと夏の高温多湿とのおかげで、ほとんど葉を傷めてしまっっていたのですが、9月にはいって期待できそうないい芽が出てきました。どおかな?間に合うかな?秋のコーヒーオベーション、今年も是非みたいなあ。

同じく虫に食われ続けていたちび庭のメインのバラ、「アプリコットネクター」が、ようやく今年一番の美しい花を咲かせました!
春先にも咲いたことは咲いたんだけど、おそろしく早くて、朝にあ、つぼみ、と思ってると家に帰ってきた夕方にはもう散ってたり。おまけに、やっぱり虫にやられたんだか、変にくしゃくしゃの(しかも小ぶりな)、?って感じな花しか咲かなかったんですよね~。

春に唯一しっかり元気に咲いたのは、盆栽によく使われる「小町バラ」。野バラの1品種だそうですが、白の一重でとっても素直な感じの花です。こちらは、すっかり伸ばし放題。なが~いシュートを切らずにほっておいたら、まるで花綱のようにかわいく咲いていました。こちらもあっという間に散ってしまいましたが。こちらも、今日また1輪が咲きました。清楚です。

大雨と暑さですっかりカチカチになった鉢の土。7月末、反省して、竹の棒を突き刺して空気孔を開け、上をちょっと耕して腐葉土を振り掛けて、土の乾燥を防ぐのと泥の跳ね返りを防ぐために、バークでマルチングをしてみました。ついでにウコン桜の鉢にも。

うん。マルチング。なかなかいい感じでしたね。鉢の土の極端な乾きもかなり防いでるようです。それからちょっとバラが元気を取り戻してきた感じ。黒星病はかなり減った、というか、黒星病にかかって落葉するよりも早く新芽が出てくるようになった感じ。薬はあるんだけど、どうも使いたくないのよね~。後は虫の見張りだな。

そして、お盆で実家に帰った時にガーデンセンターで見つけた(ここが実に安い!)、とお~っても小さいミニバラ。もう、花も一通り終わりかけて棚の片隅に追いやられていたのを、連れが「この花かわいい」と見つけてきたのでした。ほとんど葉も落ちて、ぴよん、と残った枝先に1、2輪だけ付いていた花は、大きさ約5、6mmほど。おおお?

もしかして、これは世界最小のバラってやつ???
この大きさだと、候補は「須恵姫(すえひめ)」と「リトルウッズ」。でも、色も形も、写真からじゃどっちともいえないなあ~。はて?

鉢にはびこった雑草を採り、枯れ枝を掃除し、肥料をやって、8月中は、この極小バラを日陰になる玄関先に置いていました。枝だけだったのが、だんだん葉っぱが出てきて、新しい花も。でも、日陰のせいか、花は緑っぽい白。9月にはいってそろそろ日差しも和らいだのでちび庭へ。すると、1日で花がぽっとピンクに色づき出しました。今ではすっかり元気。蕾も少しづつ上がってきています。

明日はお天気どうかなあ。お月見も待ち遠しいですね!

☆今日のちび庭気温:21~26℃ 秋の夜長の夜更かし、は読書好きにはとっても魅力的だけれど、いかんいかん。でも、この快適な気温がず~っと続けば嬉しいんだけどなあ~~~!(^0^)

ちび庭ローゼズ

2006年09月13日 | ガーデン
秋のちび庭。ようやくバラが咲きました!!!
これが、(おそらく)世界最小のバラ…。「須恵姫」か「リトルウッズ」か???季節によって色も大きさも若干変わるらしいので、よく分かりません。どう思います~?


ほんと、小さすぎて、ピントがなかなかあわないの。ええっとね、大きさは、すぐ後ろにあるムラサキシキブの実3コ分くらい(…って、映ってませんね)。


そしてこちらは、1輪咲いた野バラ、「小町バラ」。昨日咲いて、もう散りかけています。


そしてそして!やっと咲きました、「アプリコットネクター」です!!!これを待ってたのよ~!ほんと、ネクター、って感じの、あまいにおい。


12月には、待ちに待った「ジュード・ジ・オブスキュア」の大苗が届くはずなんだけど。「ジュピターオプティマ」といい、「コーヒーオベーション」といい、気が付くと、庭主って、オレンジ系のバラばかり集めちゃってるんだな~。(^^;)