ちび庭日記

借り家住まいのちいさな庭の植物達を中心に、身近に感じたことを載せてゆければいいな~と思っています…(^_^)。

ぞーえんやのお作法

2006年03月14日 | 京都
今日も、晴れ→吹雪→晴れ→霰→晴れ→牡丹雪 な天候の中、とある豪邸でコンクリート練り基礎のブロック積み(の準備)なぞをしておりました。さあ、無事お花見に間に合いますかどうか。

さて、庭主がいろいろ修行で学ぶこと。それは何より、「細やかな心遣い」です。どちらかというと、不得意な私。何せ、むかしから独立独歩のマイペースなもので…。

大学入学以来、ずっと一人暮らしで「花嫁修行」もろくにせず、そのまま社会人になり家庭持ちになってしまった私には、またとない躾の機会と言えましょう。

そんな、ごくごくちょっとした、(もしかしたら要らないところでは要らないかもしれないが要るところでは要るかもしれない)ぞーえんやのお作法を、ほんのすこし、ご紹介。

植木の手入れに入ったお宅でお茶が出ました。さあ、いただいたあとであなたは?
・お茶は残さず全て飲む(飲めなかったら、そっとどこか庭先の目立たないところにこぼして空にする)。
・残ったお茶菓子は、分けてもって帰る。
・お茶菓子を食べたあとの包み紙は、そのままお皿に放っておかずに、そっとポケットに仕舞って持ち帰り、あとで捨てる。
・紅茶のレモンやティーパックも、そのままにせずにティッシュに包んでポケットに持ち帰り、あとで捨てる。もしもお昼をいただいた時も、とにかく、残すのは食器だけ。ゴミはいっさい残さない(じつはこれが一番庭主には驚きだった!)。
・お座ぶとんは、きちんと重ねておく。

ちなみに、私はコーヒーは苦手なのですが、オヤカタも飲めないタチなので、自然2杯目をいただくことになります!あはははは。

坪庭に入る為、または、お昼をいただいたりお手洗いを借りたりする為、お宅に上がらせてもらうことがあります。そのときあなたは?
玄関に入るまでに、
・衣類や靴の裏に付いた土や埃はよく落す。どろどろに汚れてる上着や濡れてる合羽などは脱ぐ(これは普通よね)。
・腰もの(ベルトにつけた鋏やノコギリなど)ははずす(家の壁などを傷つけないように。たまにうっかり、着けてることを忘れます)。
・帽子、軍手なども脱ぐ。
・これらの土などで汚れたものは、縁側や廊下、玄関の上がり端などには決しておかない。人の邪魔にならない、外の隅においておく。
・通路や飛び石などの上に足跡を残してしまったら、ちゃんと清めておく。

蛇足ながら、足袋を履く時には、小ハゼ(留め金)を一度に2つずつかけていくと、素早く履くことができます。

庭石や飛び石は
・思いきり帚で掃かない。また、庭石は不用意に踏み付けたり物を置いたりしない。かすかに付いた苔が削れてしまうので。苔を傷つけないよう細心の注意を払って歩き、ゴミだけをとる。

どーですか?あったりまえじゃない、そんなことも知らないなんて、なんてこと!と思われる方、ひええ~、そんなとこまで気にするの?と思われる方、でも、常識なんて、ところ変われば全く変わってしまうのです。(庭主は、いろ~んなところにいたので、「常識」がゆるいらしい…)その場に必要な作法を、臨機応変に、ってことですよね!(それがむずかしいんだってば。)

☆今日のちび庭気温:2~10℃? まだ昨日温度計を倒した影響が残っています。雪降ったけど、最低気温は何度だったのかしら?{{{{(+_+)}}}}

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