ちび庭日記

借り家住まいのちいさな庭の植物達を中心に、身近に感じたことを載せてゆければいいな~と思っています…(^_^)。

びおとお~~~~~ぷ!

2012年07月03日 | ガーデン

いよいよ夏ですね。我が家も、「夏越の祓(なごしのはらえ)」をしましたよ。6月30日にお宮さんで茅の輪(ちのわ)をくぐり、1年前半の穢れを払い後半の無事を祈る、というものです。


そして、京都で夏越祓の6月30日にだけ食べる「水無月」という和菓子が「たねや」さんで売っていたのがうれしくて、こちらもしっかりいただきました。ん~、夏ねえ。


さて。蒸し暑くなってきますね。


ちび庭も梅雨の間にいろいろ切り戻し、ふと目を留めたハナショウブ。


小さな池を作るつもりで、プラスチックの洗い桶を土に埋め、最初はメダカもいたのですが。


日当りが少ないのと、何より置き水しても中和剤を使っても水道水のカルキがうまく抜けないのか、メダカも弱ってついにいなくなってしまったのでした。


そこへ、いただいてきたハナショウブを植えていた(もともと池の中に植えてあった)のが、これもずいぶん根がいっぱいになって蚊ばかり増える…。


ええい、別に水に浸しておく必要はないのだし、陸にあげてしまえ!と、模様替えを決断。そこで、ちょうど↓の本を読んでいたのでした。


・泉 健司 「小さなビオトープガーデン 庭やベランダで水辺の花と生き物を楽しむ!」主婦の友社 2005年


そおかあ。バードバスかあ。それもいいかもなあ。


水質に気を使う必要もないし、メダカにはちょっと小さかった浅い睡蓮鉢もあるし。その周りにハナショウブを植えとけば、水分もちょうどいい。


ということで池はあきらめ、そのあとに即席バードバスをつくったのでした。


睡蓮鉢…って、実は、大きなガラスのそうめん鉢。その中に、ずっととってあった砂利見本をあるだけ混ぜ入れ。鳥が水浴びしやすいように、水の深さは石がひたひたになる程度が良いそうです。


元「池」のまわりはアイビーが広がっているので、それよりもちょっと高くなるように、池を埋めた後に素焼き鉢を土台に(倒れないように中に土を入れ)、その上にガラスのそうめん鉢を置きました。手水鉢風に、ほんのわずか手前に傾けて。


い~んじゃな~い。即席にしては。


以来、毎日水やりついでにジャ~っとシャワーで洗い流し、水浴びをお待ちしておりますが、まだそこまで暑くないせいかお客様は来ませんねえ。


でも、水面が気に入ったのか、天気が良いとトンボがハナショウブの先っちょにとまって縄張りを主張するようになりました。カナヘビもちょろちょろしています。


庭主も鳥の声に敏感になり、鳴き声がすると窓からちび庭を覗き込むことに。


なんとまあ、そうすると、昼前と夕方に決まってシジュウカラがきてちび庭の虫をせっせとついばんでいくことに気づきました。


ちび庭をぴょこぴょこ跳ね回って、かなり大きなイモムシやら蝶(蛾?)やらを捕まえては電線まで飛び上がってお食事。これを5回ほど繰り返す。


そんなに大きな虫がいくつもいるのか!とあきれるのと、よくそんな瞬間に見つけるなあ、と感心するのと。


ツツピー、ツツピー♬ と透き通る楽しげな声が聞こえると、つい窓際に駆け寄って観察してしまうのでした。


雀もチチチと連なって来てくれてますが。いつになったらお風呂屋さんは開業するのかしら…。





オススメ読書録:


・田中昭三『サライ』編集部 編 「 サライの「日本の庭」完全ガイド」 小学館 2012年


写真もすてきでしたが、中でも小堀遠州が関わったという作庭図はとても興味深いものでした。う~う、図の中に細かくいろいろ指示書きがあります。こんな細かい設計図があったから、本人が全国を駆け回っていても作業が進んだのね。


・ますむらひろし 「ますむらひろし詩画集 アタゴオル」偕成社 1992年


まもなく映画「グスコーブドリの伝記」が公開されるとか。久々に、おもわず、図書館のますむらさん本を片っ端から読みたくなったのでした。学生時代、美術系の友達から薦められて以来のファン。アタゴにもご縁があり、うんうん、そうそう、森があるよね、と、思い入れも強し。植物のすてきなラインにいつ見てもほれぼれするのです。


☆今日のちび庭気温:20~25℃ 抜いても抜いてもあっという間に草だらけ。いや~ん。夏は長くて短いよ~!。(^^;)