知の愉しみ 知の力白川 静,渡部 昇一致知出版社このアイテムの詳細を見る |
最初に読んだときは、白川先生と渡辺先生の会話が高尚でさっぱりわかりませんでした。「春秋左氏伝」「孟子」「孫子」を読むべきであると言われても・・。「十八史略」とか難しそうな本がいっぱいで~。
91歳の白川先生と70歳の渡辺先生のお話は、とても素敵なのですけどね。
若い人たちに贈る言葉として白川先生が有名な古文の大家の言葉で学問について
こんな言葉を仰っています。
「志あるを要す」・・目標を持つということ
「恒あるを要す」・・なんでも持続しなければいけない
「識あるを要す」・・価値判断ができるということ
白川先生が「字統」「字訓」「字通」の字書三部作を執筆を始められたのは
73歳からだそうです。勤勉というか神様みたいな方です。
因みに白川先生の座右の銘は、「保眞」。
「眞を保つ」ということだそうです。自然の生命力が永遠に貫いていること。
自然になることは遊ぶのがよろしいよ(笑)。だそうです。