どうもいたしません (幻冬舎文庫) | |
檀 ふみ | |
幻冬舎 檀ふみさんのエッセイは、女優の本音トークが面白いです。 知的でスラッーと背が高く上から目線かと思われそうですが とっても柔軟な心の持ち主なのです。パパは「火宅の人」でした。 未だロマンティックな出会いを夢みるオバサンです。 私も若尾文子サン的生き方に変えようかな~。無理! 偶然、刑事コロンボの「別れのワイン」のお話がでてきました。 あれは、本当に名作ですよね。ベスト3に入るわ。。 |
春の鐘 (上巻) (新潮文庫) | |
立原 正秋 | |
新潮社 古都、奈良を舞台に美しい景色と花々の香りがします。 妻の不貞により、傷心の美術館長「鳴海」の心は陶工の美しい娘、多恵に 惹かれていきます。多恵は嫁いだものの子ができず里に返されるのですが 調べてみると夫に子種が無かったようで復縁を迫られ、奈良の美術館で働きはじめます。 やたらと言葉が丁寧で美しい奈良のお寺が雰囲気があってよろしいですが 今後の展開はいかに。。。 |
人に聞けない 大人の言葉づかい | |
外山 滋比古 | |
KADOKAWA/中経出版 言葉使いって難しいですね。昔読んだ本に敬語を使ったほうがいいというような内容が書いてあったけど、その場の雰囲気にもよると思います。外山先生の文章は面白いのですが、意外と普通でした。人は言葉で意志を伝達するのだけど、言葉一つで元気になったり、落ち込んだりします。以前、児童の通信教育の添削のバイトをしたことがあるのですけど、一番大切なことは「言葉で子どもを傷つけることは書いてはいけない。」ということでした。質問コーナーは、かなり疲れましたが・・。 |
傷のあるリンゴ | |
外山 滋比古 | |
東京書籍 傷のあるリンゴは甘味があって美味しいそうです。 外山さんの「忘却の力」を読んでファンなんです。いつまでも 面白い文章書いてほしいです。私なんて傷だらけの人生なんだけどね。 美味しくないです。 「船頭多くして船山に登る」。これ今まで知りませんでした(汗)。 |
悼む人〈上〉 (文春文庫) | |
天童 荒太 | |
文藝春秋 事故や非業の死を遂げた人々の事故現場を訪ねて歩く、静人という青年。 彼の家族や取材する蒔野という編集者など皆複雑な事情を抱えている。 読んでて静人の「悼ませていただきます。」とひざまずく姿は不思議なほど穏やかな気持ちになる。 青年の自分探しの旅はいつ終るのか少し不思議。後編はまだ読んでいないので・・。
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どうせ、あちらへは手ぶらで行く (新潮文庫) | |
城山 三郎 | |
新潮社 奥様、容子さんが亡くなられてからすっかり心も体も弱ってしまうけど 自分を勇気づけながら、文化手帳にメモしてあったものです。日記は書かない方です。誰かが読むと思って本心が書けないです。 容子さんはロシア語で、「ё」と書いてあるのですが、いつも日記の中でお話して 本当に仲の良いご夫婦だったのですね。体重が記録してあるのですが段々と50キロなくなってしまって少しお休みしてほしいと思うのですが、ゴルフも 頑張っていらした。解説にも書いてあったけど城山さんがお元気でしたら この今の日本の政治のもやもや感、何と書かれたことでしょう・・・!? |
人生の収穫 | |
曾野 綾子 | |
河出書房新社 ご主人は、芸術院会長三浦朱門さん。 よく考えたら、我が母と同じお歳でした。 朝食は旦那様が作ってくださるそうで先日「徹子の部屋」でお元気そうでした。 22年間生きた飼猫ぼたちゃんの話も面白かったです。 |