以心伝心

書・旅・本などのメモ。

2011年11月29日 | 雑感

先日の上海・蘇州の旅のお土産に買い求めました。

はじめての中国の記念なのでなかなか使うことができません。

今回は、ガイドさんにおまかせツアーでした。

ガイドは若い男性のときや女性のときもありましたが、失礼な質問をするなあと思ったのが

「もし、お子さん二人目ができてしまったらどうするの?」でした。

一人っ子同士の結婚は二人目もOKなんだそうです。

あと凄く印象に残ったのは、 小平様のお言葉。

「白い猫でも黒い猫でも鼠をとるのがいい猫だ。」そうです。

市場経済の発展に繋がったそうで・・。

帰りに免税店でおつりをもらうとき、若いお兄さんが

50元を「はい、50万円。」と笑わせてくれました。

 

 

 

 


漢詩138

2011年11月27日 | 

遠山飛鳥絶  えんざん ひちょう たえ
   閉庭落葉頻  かんてい らくよう しきりなり
    寂寞秋風裡  せきばくたる しゆうふうのうち
独立緇衣人  ひとりたつ しえのひと
(良寛)

遠くの山に跳び行く鳥の影も見られず、静かな庭に落葉がしきりである。

ものさびしい秋風の吹く中にすみ染めの衣の僧がただ一人ひっそりと立っている。


漢詩136

2011年11月24日 | 

   千里長河初凍時   千里の長河(ちょうが)  初めて凍(こお)る時
   玉珂瑤珮響参差   玉珂(ぎょくか)  瑤珮(ようはい)  響き参差(しんし)たり
   浮生恰似冰底水   浮生(ふせい)は恰(あたか)も似たり  冰底(ひょうてい)の水

   日夜東流人不知   日夜東流人知らず。

   (千里も長い川が凍りはじめる時、馬ロクにつけた飾り玉や乗る人、歩く人の

    身に付けた玉の響きが時には長く時には短く。浮生はちょうど凍りついた川底の

    水のようで毎日毎晩川底を東に流れるが人は気がつかない。)  杜牧「汴河阻凍」