以心伝心

書・旅・本などのメモ。

向田邦子のかくれんぼ

2011年07月29日 | さ・た行の作家
向田邦子のかくれんぼ
佐怒賀 三夫
NHK出版

 

没後30年になるのに未だ向田さんの文章が好きな人が沢山います。

1981年の8月22日のことはしっかりと記憶に残っています。

3年ほど前に「向田邦子展」を高島屋でやったので出かけたのですが、カレンダーに

「台湾」と書かれたままで・・・。洋裁が得意でいらしたので自分で作られた洋服がたくさんありました。

テレビドラマでは、向田さんは森繁さんを尊敬されてたのですね。「寺内貫太郎一家」は

何となく好きではありませんでした。「あ・うん」とか「阿修羅のごとく」が良かったです。

「あ・うん」は最初「こまいぬ」というタイトルだったそうです。門倉と水田とたみの三角関係のようですが、プラトニックです。娘役の岸本加代子さんが上手かったですね。

今、「胡桃の部屋」というドラマをNHKでやってます。

向田ドラマのお母さんといえば、加藤治子さんですが竹下景子さんが頑張っていらっしゃいます。時代の流れを感じますが、五十二歳で突然亡くなった向田さんはいつまでも凛とした美しさのままです。

故人老いず、生者老いゆく恨みかな  (菊池寛) 

おばあちゃんになった向田さんもまた素敵な魅力があったと思いますが・・。

向田さんの文章がとてもお気に入りだったのは山口瞳さんだったそうです。

 

 


きな子

2011年07月25日 | 映画
きな子~見習い警察犬の物語~ [DVD]
クリエーター情報なし
松竹

 

四国丸亀の警察犬訓練所で杏子が「きな子」を試験に合格するまでの厳しい訓練と

訓練士ときな子との深い絆を感じます。映画の後きな子は、無事合格したそうです。

少しドジなところが可愛くてたまりません。実話のようです。

きな子をテレビ画面で見たうちの犬が首をかしげて、やきもちをやいていました。

ワンはワンで可愛いところがいっぱいあるよ。警察犬になれなくても気にしないでね。^^