以心伝心

書・旅・本などのメモ。

小倉百人一首54

2008年04月30日 | 
忘れじの 行く末までは かたければ
   今日を限りの  命ともがな        儀同三司母

(いつまでも忘れまい、と仰るそのお言葉が遠い将来までは
 頼みにしがたいので、そのお言葉のあった今日という日を最後とする
 私の命であってほしいものです・・。)

 恋の成就の喜びと前途への不安。

小倉百人一首53

2008年04月29日 | 
嘆きつつ ひとり寝る夜の 明くる間は
    いかに久しき  ものとかは知る      右大将道綱母

(嘆き嘆きして、ひとりで寝る夜の明けるまでの時間がどんなに
 長いものであるか、ご存知でしょうか。ご存知ないでしょうね・・。)

 ひとり寝の堪えがたい夜長の嘆き。

小倉百人一首52

2008年04月28日 | 
明けぬれば 暮るるものとは 知りながら
     なおうらめしき  朝ぼらけかな      藤原道信朝臣

(夜が明けてしまうと、やがて日が暮れ、あなたにまたあうことができると
 わかっているものの、それでもやはり恨めしい夜明けですよ・・。)

 理屈ではわりきれない恋のせつなさ。

小倉百人一首51

2008年04月26日 | 
かくとだに えやはいぶきの さしも草
    さしも知らじな  燃ゆる思ひを       藤原実方朝臣

(せめて、こんなに私が恋慕っているとだけでもあなたに言いたいのですが
 言うことができません。伊吹山のさしも草ではないが、それほどまでとは
 ご存知ないでしょう。
 火のように燃えあがる私の思いを・・。)

 胸のうちに燃える恋のもの思い。

片岡鶴太郎展

2008年04月26日 | 芸術
招待券をもらっていたので行ってきました。
絵手紙とか相○みつおさんとかは、興味ないのですが
鶴太郎さんの感覚は、わりと好きでした。



続いて女優の佐久間良子さんの書の個展も
お知らせをもらったので拝見しました。
女優さんらしい華やかさを感じました。
もう少し元気があってもいいと思うのだけどよくわかりません。