以心伝心

書・旅・本などのメモ。

愛するということ

2008年11月13日 | か行の作家
愛するということ (幻冬舎文庫 こ 13-2)
小池 真理子
幻冬舎

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24歳のマヤは元婦人科医師の野呂に偶然再会し恋愛関係になる。
野呂には妻子がある。やがて野呂は、新しい恋人とともに外国に行くことになり
29歳になったマヤは、47歳の元テレビキャスターに強烈に嫉妬し絶望する。
やがて柿村という父親ほどの年齢の男性に巡りあって次第に本来の愛の姿に目覚めていく。「愛するということは、やみくもに対象に溺れるものではない。むしろその逆である。」(本文より)
それでも人間には愛情が必要だと・・。
37歳の野呂にとって成熟した千晶は、魅力的でたまらなっかったでしょうね。
柿村の愛なんかくそくらえは、逆に人は愛なくしては生きられないのかな~と思いました。