以心伝心

書・旅・本などのメモ。

阿Q正伝

2011年11月11日 | 読書

 

阿Q正伝・故郷 (偕成社文庫)
魯迅
偕成社

職もなく妻も子もない阿Q(quei)は、何事にもさえない暮らしをしている男。

ふとしたことから「革命」を夢見る。決して悪いことはしてないのに銃殺されてしまう。

風刺みたいに思います。そして村上春樹さんは、魯迅がお好きとか・・。

「藤野先生」は魯迅が仙台(東北大学)に医学の勉強のため、留学してたころのお話。

「故郷」は、魯迅の自伝的な内容かもしれませんが、二十年ぶりに故郷の幼馴染みとの再会を楽しみに帰る主人公であったが・・・。

 

 


純愛小説名作選

2010年08月30日 | 読書
純愛小説名作選 (集英社文庫 85-D)

集英社

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今夜はこの本の紹介です。
純という言葉がつくのはいかがわしいと仰った吉行さんが
あえてこれは好いと選ばれた短編集です。
立原正秋さんの「石楠花」や三島由紀夫さんの「春子」も良かったのですが
三浦哲郎さんの「初夜」がとても良かったです。
「忍ぶ川」も読みました。

知の愉しみ知の力

2008年11月18日 | 読書
知の愉しみ 知の力
白川 静,渡部 昇一
致知出版社

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最初に読んだときは、白川先生と渡辺先生の会話が高尚でさっぱりわかりませんでした。「春秋左氏伝」「孟子」「孫子」を読むべきであると言われても・・。「十八史略」とか難しそうな本がいっぱいで~。
91歳の白川先生と70歳の渡辺先生のお話は、とても素敵なのですけどね。
若い人たちに贈る言葉として白川先生が有名な古文の大家の言葉で学問について
こんな言葉を仰っています。
「志あるを要す」・・目標を持つということ
「恒あるを要す」・・なんでも持続しなければいけない
「識あるを要す」・・価値判断ができるということ

白川先生が「字統」「字訓」「字通」の字書三部作を執筆を始められたのは
73歳からだそうです。勤勉というか神様みたいな方です。
因みに白川先生の座右の銘は、「保眞」。
「眞を保つ」ということだそうです。自然の生命力が永遠に貫いていること。
自然になることは遊ぶのがよろしいよ(笑)。だそうです。

「源氏物語」にひたる

2008年09月09日 | 読書
夫の先輩がこの本の編集に関わったそうなので読んでみました。
今年は、紫式部が源氏物語を書いてから千年ということで
いろいろな催しが開催されていますね。
家には、円地文子さんの源氏物語が揃っているのに読まなかった私です。
半年位前に瀬戸内寂聴さんの解説をテレビで拝見しましたが
とても解かりやすい解説でした。
紫の上の気持ちもよくわかりますが、夕顔にとてもいいイメージ持っています。
京都にまた行きたくなる一冊でした。

書道テキスト

2008年05月07日 | 読書
書道テキスト〈第5巻〉篆書
新井 光風
二玄社

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先月から、篆書についていろいろ教えていただいています。
よく解からなかったのですが、二千年くらい前このような文字が使われていたと思うと何処か神秘的にも思えていろいろ書いています。
逆筆でぐいぐいと書いていきます。
辞典もやはり必要に思えて連休中に見つけましたので
またの機会にアップしますね~。