以心伝心

書・旅・本などのメモ。

よいお年を・・・。

2009年12月29日 | 雑感


今年もこのブログにたくさんの方が来てくださってありがとうございました。

何だか好きなように書かせていただいて、びっくりされた方もいらっしゃるでしょうね。(苦笑)

今年は私にとってあまり良い年ではありませんでしたが、ブログにコメントしてくださって沢山勇気をいただき、励みにもなりました。

先日読んでいた本の中に熊谷守一画伯のお言葉があって「三風五雨」と書いてありました。
人生を10としたならば3日は風が吹いて、5日は雨。晴れの日はせいぜい2日ぐらいだと・・。人生は上手くいかないものですね。

根気よく頑張りたいと思います。


黒豆も出来上がりました。皆様もお忙しい年の瀬をお過ごしのことと思いますが
良いお年をお迎えくださいますように。ありがとうございました。


嬉しうて、そして・・。

2009年12月28日 | さ・た行の作家
嬉しうて、そして…
城山 三郎
文藝春秋

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今年は、城山三郎さんの「官僚たちの夏」がドラマ化されて嬉しかった。
城山三郎さんは、名古屋出身でしかも栄町錦に実家があるそうです。
名古屋で一番の歓楽街?です。
城山さんとか吉行さんのエッセイを読んでいると当時、理系だと徴兵免除になったらしい。それでも城山さんは海軍に入ってお国にのためにと頑張ろうとしたらしい。無事に帰ってきたのが不思議。
茅ヶ崎から愛知教育大学の講師をしていたので先生らしい感じがします。
同級生の吉村昭さんへの言葉もじーんときました。
遠藤周作さんら第三の新人と呼ばれた人達から大江さんや開高さんの時代に移っていくときだから、経済作家としてかなり努力されたのだと思います。

高校ではあまり近代史について教えてもらえなかったので広田広毅さんや浜口雄幸さんのことも始めて読みました。五代目国鉄総裁石田禮助さんの言葉の「粗にして野だが卑ではない」という言葉も始めて知りました。
座右の銘は「静かに行くものは健やかに行く 健やかに行くものは遠くまで行く。」です。

花看半開 酒飲微醺

2009年12月26日 | 
今年何回かこの言葉で検索してブログに来てくださる方が多かったです。
以前と違う雰囲気で書いてみました。
禅語です。

花は満開より咲き始めが奥ゆかしい。
お酒は酔いつぶれてしまうより、ほろ酔い加減がよろしい。という意味だそうです。


お手伝い

2009年12月24日 | Weblog
近所の喫茶店の奥さんに「謹賀新年」って書いてって頼まれていたので
私で良かったらと書かせてもらいました。

喜んでもらえて嬉しいです。もの凄く芸術性のないものです。(苦笑)

お菓子までいただきました。

百人一首を書く50

2009年12月23日 | 
藤原義孝

君がため惜しからざりし命さへ

長くもがなとおもひけるかな


藤原義孝は、謙徳公の三男であった。
わずか二十歳でこの世を去っている。疱瘡が流行っていたそう。
あなたの為には命も惜しくはないと思っていたが、恋が成就した今
長生きがしたいと思うようになったという意味の歌のようですが
早死を予感していたかのごとくと思ってしまいます。

百人一首を書く48

2009年12月21日 | 
源 重之

風をいたみ岩うつ波のおのれのみ

くだけてものをおもふ比かな

世間の荒波にくだけ散る己が姿を謳ったとみてもいい。
重之は嵯峨天皇の曾孫で歌人としては知られていたが、一生の大部分を地方官ですごした。