山形には初めて行きました。
東北にも初めてです。
宮城県出身の友人がいますので、人柄の良さはわかっていました。
でも地理も歴史も不得手な私です~、大丈夫?
驚いたこと、というか感心したこと。
それは、日曜日の朝、車も人も通らない
小さな道の横断歩道で
赤信号の時にじっと待っている高校生。
私だったら、わたしだったら、ワタシダッタラ・・・渡るよ。
こんな早朝、前後左右に車も人も通らないならね。
でも、せっかくなので、いっしょに信号が変わるのを待ちました。
若者ばかりではありません。
私と同年代の女性でも(おばさんってこと) じっと待っていますね。
山形、えらい!
蔵王経由で帰ってきました。雨が降っていましたので、景色も何もないです。
雨と霧。。。。カレンダーの写真を見て、蔵王の山を想像しましょう。
ふもとのお蕎麦屋さんでおそばを食べてきました。
隣の席には老人と娘さんらしい二人ずれ。
娘さんは本を読み、老人は窓の外を見ていました。
不思議なことに、このお店では殆んどの人が本や雑誌を読んでいます。
静かなお店でした。
見ないでおこうと思っても、目に入るお隣さん。
他人同士の相席のような心の遠さを感じました。
苦虫を噛み締めて本を読む娘さん、見てないのに目に入ります。。。
この店でべらべらしゃべる私たちはちょっとうるさかったのかも。
食事が来ても苦虫。
怒りながら食事をしても、きっと美味しくないだろうな~、と
人をみると気がつきます。気をつけよう。
どうか お腹が一杯になって楽しくなりますように!
わたしも静かにしていますから。
もしかしたらお家では老人は食べ物をこぼしたり、物忘れが多くなって、
娘さんは苦労をしているんだろうな、そんな姿も目に浮かびました。
先にお隣さんは帰られました。娘さんがレジに向かい、老人が席を立ちます。
横を通られるので、軽く会釈をしましたら、丁寧にお辞儀をしてくださいました。
紳士的なご老人、でもお家で二人だけになると
娘さんにはとても重荷になるんだろうか。
娘さんの固い顔を見ると、
どうか 人の手を頼って、ご自分の時間を持ってくださいねと
心の中で願いました。
昔と違って、老人の生活を支えるのはいろいろな人たちの手を借りてOK!
家族だけでなく、支えあい、助け合う時代になりました。
そのほうが苦労や負担を分かち合えるし、幸せも分かち合えるんじゃないかしら。
そんな時代になりますように。
娘さん、お疲れさま! 元気出して下さいね。
おじいさん、寂しくありませんように!
美味しいおそばをいただきながら、そんなことも思いましたよん。