

「どこへでも飛んでいってしまう当てにならない心」「厳然とこの場にい続けるだけで保守の殻を破ろうとしないカラダ」自分という親は同じでも、まったく性質の異なるこの二人の心とカラダという兄弟に、私はこれまでどれほど苦しめられてきたことでしょう。私は決して、この小さな魔人たちの統率者ではなかったのです。私の中に所属しているモノたちでありながら、一度たりとも、彼らが私に従順であったことなどはなかったのです。味方だと信じて疑わなかった私の、実は、一番の反乱者であり謀反者だったわけなのです。私の内部を占領していたものが一番の敵だったなんて!敵は他人ではなかたったのです。一番の敵は自分だったのです。

これは、私のイメージが生み出した恐ろしい物語です。これから、私はこれらの物語をどうやって自分の中に収めていくのでしょう。イメージが動き、私の心とカラダが私の味方になってくれる日を楽しみにしています。多分そう遠くはない間に、イメージは大きく変化していくはずです。