どこまでだって歩いていけるさ

2012年1月22日 それまでの日記を引き連れてOCN Cafeから移住。
新しい扉の向こうには何があるのだろうか。

ちょっと思ったこと

2024年03月08日 | 日記

子供の頃から本屋は大好きだった

家の近くに「スーパー」のつかないただの「マーケット」しかなかった時 近所の本屋は私にとってワンダーランドだった

町に一軒だけしかなかった書店はしだいに増えて数軒になったが やがてそれらの小さな書店は次々と閉店していった 

駅周辺の再開発によって幸いなことに 現在この町には 駅をはさんだ北と南にそこそこの床面積を持つ書店が二軒ある

 

先日 経済産業省が大臣直属の「書店振興プロジェクトチーム」を設置して 本格的な支援に乗り出すというニュースが流れた

気持ちが悪い

こうしてお上がやろうとすることにどんな裏があるんだろうかと勘繰ってしまうのは 私だけではないだろう

私は本屋も本も 新刊であれ古書であれ図書館の本であれ 好きだ

多分今でも読めないくらいなので 生涯電子書籍は無理だろうと思うけれど 本の背表紙を見ているだけでワクワクするし 読んだことのない本を手に家に帰る時の足取りの軽さは 子供の頃から変わらない

だから書店の衰退を悲しむ気持ちはある

しかしそれをお上主導で支援をと聞くと 利権や出版業界への影響はありやなしやと

本が売れないのは活字離れもあるだろうが それはただの個人の好みに過ぎない

一番の理由は 書物を買うだけの体力が購買者には無くなってきているということではないのか

私たちは誰かのように 何千万円も書籍代にあてるだけの余裕は無いのだしね

 

コメント (2)
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